
海に近づけど橋なんてぜーんぜん見えないでやんの。

信号一つ離れてこんな感じ。

行ったのはここら辺ね。さすがに近づきすぎたわ。。湾岸の気持ちいい景色を撮ろうという夢敗れたワタクシは当初の予定がある場所に向かおうとした…

その途中になんとかちょっと面白い被写体げと。もうこれでいいわ。。
そう、近づきすぎては見えなくなってしまうものがある…。美人だって近くより遠くで見ている方が良いのかもしれない。…美人?そうだ今日はガジェ女の集まりだったんですよ。ガジェット好きな有志の女子が集まって、しゃべったり美味しいモノを食べたりする会ね(笑

今回の会場は田町にあるla ciau(ラチャウ)。イタリアンレストランです。フレンチだと思い襟付きにスラックスという正装でお越しになった方もいらっしゃいましたけどね。この企画、一回目がランチ、二回目がスイーツ、そして三回目ときたら…流れ的にはやっぱりディナーですよね。おいしい食事を味わいながらディナーの美しい撮り方を学んでしまおうという一粒で二度おいしい会合です。
しかし、皆さんのカメラ。こういうときミラーレス一眼、一眼レフが集結してしまう点はさすがガジョだと思います(もちろん借り物じゃなくて自前のものだから)。これはありそうでなかなかない。普通にブロガーが集まると、コンパクトデジタルカメラユーザーの方が多かったりしますからね。

(FUJIFILM X10!)
しかもハチさんがいろいろとガジェットを撒き餌してくれるもんだから(後述)、もう乾杯から一皿目辺りまでは会合そっちのけでいじり倒していたのですが、バッテリーが切れたことにより強制終了。。そうそう、今日はディナーの撮り方講座でした。と言ってもかしこまった講義があるわけでも、料理が冷めるほど熱の入ったスパルタ指導があるわけでもなく、おしゃべりと料理が中心のゆる〜い会。

まずは前菜5種の盛り合わせ。生ハムやいわしがイタリアーん。手のこんだものや高いものがおいしいのは当たり前ですが、このお皿で一番美味しかったのはトマトのマリネだなぁ。丁寧に皮がむいてあって、味がしっかりしているのに(たぶん地のトマト自体が美味い)、ズルズルになっているわけでもない。
ところで、盛り合わせってイマイチどこにフォーカスしていいんだかわからないよね。記録用には全体を撮らなきゃいけないけど、モノ言う写真にするためには一部を切り取った方が良いのは明らか。ちょっと首をひねりながら次のお皿へ。

バーニャカウダも一人ずつ盛られているとキレイで温野菜サラダのように見えます。なお、バーニャカウダのソースはにんにく、オリーブオイル、アンチョビが主原料ですが…それは以前の日記で偶然書いてたね。
3皿目はホタルイカ、菜の花、フレッシュトマトのタリオリーニ。パスタは手打ち独特の食感で、もちっとしていておいしい。そして、ここで講師のしょういちさん持参のマクロレンズを借りることに。タムロン製の60mmマクロ、ニコンマウント。今回はディナーで暗いことが予想されたのでD7000に35mmf1.8をつけてきましたが、予想以上に暗かったのか、画角のせいなのか、ここまでいまいちぱっとしない。一方このマクロもf2.0と、こうした環境に強そうな明るいレンズ。ついでにハンディな照明もお借りして撮ってみることに。

こう?

こっちか?

これだ!キタキタキター!こういう写真ですよね(誰ともなく

照明は…こんなにLEDライトついてるんだもんなー。実に48コ。前面にはツメがついていて、フィルターを挟めるのもポイントだね。しょういちさんには「フォトショかなにかで色紙(黄色とか)を作っておいてスマホで表示させ、明るさMAXで当てても照明代わりになる」と教えて頂きました。

次はサルシッチャとアスパラのリゾット。サルシッチャの独特なスパイスとフレッシュなアスパラのしゃりっとした食感が魅力。そしてこの写真にもいかんなくレンズと照明の効果は発揮され…いやぁいいですねえ。雑誌やお店の広告に載る写真てこういう雰囲気ですよね?!うーん、やっと撮りたかったような写真が撮れた気がする。

こんな感じで撮ってます。この照明の光量はたっぷりとしていて、まるで窓際でのランチのようにも見えてきます。照明って重要だなぁ…。置く場所によっても表情が変わるし。

しかし、マクロレンズって独特のボケ方するよね?絞りにもよるのかもしれないけど。これはのぽりんさんのSony Reader。かなり狭い範囲で一直線にピントが合ってるのがわかります。さっきのリゾットの写真も、よく見るとレンズから一定の距離を置いて横並びにピントが来てるみたい。それがただ機械的に一列なのでなく、一定の距離でスパっとナイフを振り下ろしてその断面にフォーカスしたような合い方。

メインは魚をチョイス。肉料理との選択肢もあって、トサカ入りのメニューを頼んだ方もいらっしゃって…最初その「トサカ」ってネタだと思ったんだけど、ホントに煮込みに鶏のトサカが入ってたみたい。ムサカでもサカサでもなく、まさかトサカが入ってるなんて思いもしませんよ。お召し上がりになった感想は「気まずい」だそうです。まったくわけわからん!

そしてデザートで〆。
これがまた、一口ずつ5種類楽しめるもので、ちょっとずつ色々なものを味わいたいっていう女子のポイントわかってるぅ〜!ここで一番驚きだったものは、左手奥の「プリンと見せかけ卵黄で仕上げたパンナコッタ」ですね。濃厚で、プリンほど卵くさくなくて洗練されています。
今回のコースは前菜2皿とプリモピアットに相当する料理が2皿。さらにメインが1品とデザート、コーヒー、さらにはワンドリンクがついて5250円。贅沢食材が使われているわけではないですが、品数も盛りも十二分、店員さんの当意即妙な受け応えを含めてイタリアンテイストもたっぷりなお店です。コストパフォーマンスと居心地の良さに近くにあったら通い詰めたいお店だなぁ…と思ったおいしいガジェ女第三弾の集まりでした。
あっ、ガジェット…?それは次でまとめることにします。