2014年02月23日

自宅で作る、バイキンマンの立体ケーキ

小さい子のヒーロー、アンパンマン。そこに出演する最大にして最汚の悪者がバイキンマン。ご存知、アンパンマンはあんぱんから出来ているので、水濡れやバイキンやカビはさぞや憎々しい存在であることでしょう。

そんな憎たらしいバイキンでも、キャラクターグッズはたくさん存在するもので、ぬいぐるみはもちろんのこと、パズルやら入浴剤やらにも仕事を選ばず登場。いやバイキンが風呂もないだろ。


その際たるものが「バイキンマンケーキ」。食べ物にバイキンは大人の感覚では語感からもうあり得んものですが、子供の感覚ではキャラクターの一人なんですね。アンパンマンとEvenなのです。


この動画を観た時、正直最初に抱いた感情は「まずそう。。」だったんですが、子供ってわかりませんね。目をキラキラさせて「これ食べたい…!」とのたまう。いやいやいや。私は食べたくないから。一刻も早く忘れて欲しかったんですが、これが年単位で言い続けるんですよね。食べたいっても買うか作るかしかないけど…買うとまず満足するような出来のものは特注でしかないでしょうし、調べてみると1万円位かかるかもしれない。。。

じゃあ作るか、ということで消去法的に選択をしたのが作製に至る経緯。

しかし、作ると決めたのはいいけど、何でどうやって作ろうかな…と迷います。その時に参考にしたのがクックパッドやgoogleを使った「バイキンマン ケーキ」というキーワードでの検索。


一番の悩みどころは鼻から頬にかけての毒々しい紫色の帯ですが、着色料はなるべく使いたくないし、どうしたものか…と思案していたら、「紫芋」「ブルーベリー」と意外にも美味しそうな選択肢が浮かび上がってきました。これなら、なんとかイケるかもしれん。


考えた末にまとめ、ラフ案を描く。アンパンマンの時は平面デコでしたが、今回は立体に挑戦。そして作るからには「見て楽しい、食べて美味しい」を目指しますよ〜。


【作業一日目】

まずはベースとなるケーキを作ります。ベースはドームケーキ。もちろんそんなものを作るのは初めてですから、


製菓用品・食材取扱チェーン「cuoca」のドームケーキ作り方動画を何度も鑑賞。


そしてスポンジから作るのはあまりにも億劫なので、

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今回は富澤商店のココアスポンジケーキ7号(1260円)を購入。これをスライスして使います。そこまでお金をかけたくなかったら、ヤマザキのスイスロールとかをスライスして敷き詰めてもいーかも。

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ラップを敷いたボウルへ約1cm厚さにスライスしたスポンジを敷きます。ボウルの大きさによってはまだ高さが足りないので、ふちまでスライススポンジで適当に埋めましょう。

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ココアスポンジケーキにはチョコレートクリームです。

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間に仕込むフルーツはバナナ。チョコバナナは鉄板でしょ。安くて美味いですから。

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満たしたら、底をスライススポンジで蓋をして、ラップで包み込みしばらく寝かせます。私は一晩冷蔵庫に置いておきました。

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なお、これを作るのに200mlホイップ1つ丸々使ってしまった。カロリーを想像するのがおそロシア((((;゚Д゚)))))))

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そうそう、バイキンマンには二本ツノを作らなければいけませんね。あまり生地を適当に切ったり丸型で抜いたりして組み合わせます。


【作業二日目】

さて、いよいよ外面のデコです。顔のベースとなる重要な作業です。

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まず、顔のパーツ配置をざっとイメージします。竹串で薄く書いたのですが、生地が多少損傷するので、材料が許せばチョコペンなどで書いた方が良いと思います。

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外側に使用するのは純乳脂肪の生クリーム。やはり生クリームはこのタイプが一番美味しいです。これを泡立てて上半分弱にクリームを塗ります。初めて知りましたがこういう作業を「ナッペ」というそうです。呼ぶのも初めてなら塗るのも初めて。そのナッペの仕方はこちらのサイトを参考にし、セルクル用の厚手セロファン(?素材はよくわからない)で削り取るように表面をならします。

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滑らかになったら、ブラックココアの登場。これを茶こしで満遍なく振りかけて、

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真っ黒に仕立てます。なお、ブラックココアは普通のココアに比べてチョコ風味が弱いそうで、風味良く食べるには普通のココアと混合して使った方が良さそうです。

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ナッペが全面終わってからお皿に載せようと思ったのですが、移動のためにずらしただけで生地の一部が損傷(泣

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塗ったあとにグチャグチャになるよりはマシなので、この段階でお皿に移します。

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終わったら下半分。
こちらは生クリームを普通にナッペするだけなので楽。

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おっと、そうでしたツノを2本作らないと。。こちらも軽くクリームを塗ったあと、ブラックココアで覆います。長すぎる分をカットしたら…

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パーツを置きます。

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クリームの損傷をなるべく防ぐため、ふんわりとラップで覆い、冷蔵庫へ。


【作業三日目】

さて、いよいよ顔を完成させます。

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まずは顔中央の帯ですが、生クリームにブルーベリージャムを濾したものを混ぜ、1.5cmの平たい口金(このためだけに合羽橋で買った)で2本絞り出します。

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鼻の部分は生クリームでも良いと思いますが、形良く美しく(つまり手抜き)市販のマカロンを使います。ちょうどアンリ・シャルパンティエで紫色のものが売っていました。赤いところは要らないので、パレットナイフでスパーン!と大胆にカット。

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あと一息!
2本の帯は、なんとなく間をならして目立たないようにします。

あとは、市販のチョコペンを使って必要な線を書いていきます。
目のパーツに使うのは、ホワイトチョコ(ロッテのガーナです)を溶かし、耐熱性レンジカップに入れて固めたもの。ここにチョコペンで目を書き入れ、顔に乗せます。

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そうしたら、チョコペンが固まらないうちにバイキンマンのギザギザな歯を書いて、

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適当にデコったら完成!

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食べるために取り分けようと思ったのですが、「切りたくない」とのことで、食べたいところからつまむフリースタイルに。

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ものの5分でこの有様です。。この3日間の苦労があっという間に食べ残しの物体となりました。

そしておまけに、とどめのこの一言。

「今度は、ドキンちゃんね♪」

…もう勘弁してください(笑



posted by kncafe at 12:24 | 東京 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | その他趣味 料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | 編集

2014年02月18日

ミルフィユというお菓子のカテゴリーとメーカー横断食べ比べ自主企画

ミルフィーユと聞いて何を思い浮かべますか?完成系としてのケーキ?それとも、何層にも重なったパイ?一般的に真っ先に思い浮かべるのは、パイとカスタードクリームの多重構造、トップには生クリームやイチゴの飾り付けがしてあるものでしょうか。

私ももちろん一番にくるのはそういった形態のものなのですが、「ミルフィーユ」と聞いて次に思い浮かべるお菓子があります。それが、パイとクリームを薄層にサンドして、更に周りを薄くチョコレートコーティングして個装されているもの。ケーキのそれと区別してか、ミルフィユと表記されることもあるようです。

そのミルフィユ。

ごく最近友達のしょういちさんがミルフィユ食べたい病を患い、それがネットを介してワタクシにも伝染。度々ベルンのものに言及されていたのですが、私が幼い頃実家の冷蔵庫に常備されていたのは、サンジェルマンというパン屋のミルフィユ。あれ?もしかして各社、選べるくらい存在するの?と調べたのが、この企画の経緯。


ざっと調べたところ、5、6社くらいヒットしました。


その中から今回かき集めたのが、

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サンジェルマン、横濱フランセ2シリーズ、フーシェ、石屋製菓…と、4メーカー5シリーズ。

まず、横濱フランセ

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こちら、通常いつでも購入できるスタンダードなお味、キャラメル、ジャンドゥーヤ、ショコラでございます。それぞれミルク、ホワイト、ダークチョコのコーティング。何よりも、一口サイズで気が利いてますね。包装紙はフランス国旗のトリコロールをイメージしたのでしょうか。

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こちらは同じくフランセのものでも、バレンタイン限定バージョンのもの。包装もキレイで特別感があります。かわいいパッケージとは裏腹に、味はプラリネ、カフェ、ビターショコラと通常よりオトナ向けの仕上がりにしてあるような。ミルフィーユに限らず、こうした限定版よりスタンダードなものを好む傾向にある(らしい)私ですが、フランセはこの限定版の方が美味しいかもなぁと思ったのでした。

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フーシェ。
このメーカーはバレンタイン時期にオリンポスの煌めきという一風変わったチョコを販売するメーカーで印象に残っているのですが、新宿小田急ではメリーチョコレートと並び、競うように(?)ミルフィユを売っています。商品は焼菓子が主体で、経営母体は松風屋というお菓子屋さんのようです。

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ここらで変化球の石屋製菓。白い恋人で有名な北海道のお菓子屋さんです。ここのミルフィユには「美冬」というネーミングがされていますが、これはきっとミルフィユと韻を踏んでるんですね。ダークにはブルーベリー、ホワイトにはマロンクリームがサンドされていて、印象に残ります。北海道っぽいか?と言われるとよくわからないけども。

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そして、我が実家では定番であったサンジェルマンのミルフィユ。いずれもそうですが、冷やして食べるのがオススメ。ここのものは一本のサイズがどのメーカーのものよりも大きいのが特徴でしょうか。昔は確かホワイトチョコタイプもあったはずなのですが、いつの間にか姿を消したようです。


その他には北海道のもりもと、ロッテ傘下のメリーチョコレート、果物の銀座千疋屋、あとは今回あえて選択肢に入れなかった鷹番のスイーツショップ・ベルンなど。また、ご本人が購入されていたのが銀座マキシムドパリのミルフィーユキュイ。マキシムの看板スイーツミルフィーユを焼菓子で再現した、こんなお菓子があったとは…!とことん首をツッコんでみるもんだぜ。

というわけで、ミルフィユの美味しさとバリエーション豊かさを再認識した自己完結企画でございました。しかしこれ、あんまり期待しないで食べると、度肝抜かれるくらい美味い菓子ですよ。サクサクのパイととろけるクリームを閉じこめて、ごく薄いチョコレートで美味しさをコーティング。一本100円ちょい位の単価なのにあなどれん。また、いつでも味わえる携帯可能なミルフィーユ、と考えればさらにプレミア感が増すことがうけあいです。

posted by kncafe at 12:37 | 東京 ☀ | Comment(1) | TrackBack(0) | レビュー お取り寄せ/スイーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | 編集

2014年02月14日

真冬に選ぶ、竺仙の浴衣

昨年の夏から「素敵な」浴衣が欲しかったんです。きっかけは、星野リゾート界加賀に宿泊した際にレンタルした浴衣が、それまでの私の常識を覆すような、軽くて涼しくて素敵なものであったこと(ここ(星野リゾートという極上体験@界 加賀)で書いています)。

それからというものの、ネットで検索しては、やっぱり「良い」浴衣は値が張るのねえ〜とため息をつきながらシーズンも終盤を迎え、結局買わずに2013年の夏が終わってしまったのでした。

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そこに、初売りで目にしたこのチラシ。

バイヤーなりきり企画、だそうで。浴衣・帯のセットとはいえ5万円というのは量販店の大量生産品を考えると安くはない価格。ただ、ネットを見ていると、

柄も生地も素敵でいかにも上質そうなものは値が張る

ということがわかりました。
着物が3万、帯が2万と思えば、バイヤーになりきらず購入ということだけ考えても十分アリです。

ただ、ここでもう一つの問題は、

この企画に参加できるかどうかは運次第

だということ。
伊勢丹の「夢袋」という数量限定、人数限定の企画。当たるかどうかわからないけど、どのみち買いたかったものだし、ただ浴衣を買う以上の価値があるんだし応募してみるか、と投函したら、、(当たらないだろうと思ってた)


なんと当選してしまいました。も、も、もちろん行きますわよー。

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日付と所は変わり、都内某所。
こちらがなりきりバイヤー会場でございます。

メーカーは「竺仙(ちくせん)」さんという江戸染の老舗浴衣メーカーであるとのこと。考えてみれば当然のことなんだけど、浴衣にもメーカーがあるということ、洋服とは違ってあまり意識してなかったなあ…。伝統と品質の良さには定評があり、竺仙のものを、と指定で購入されるファンも多いのだそう。一体どんな柄を作るメーカーなんだろうかと行く前にホームページから予習すると、全体に落ち着いた印象。これが粋というものなのか。私に似合うのはあるかなあ。いや、そろそろ年齢を考えてしっとりと落ち着いたものをキリッと着こなすべきか。


そんなことを考えながら臨んだこの企画。そもそもこの会場というのは竺仙の新作発表会であり、それこそバイヤーなどの関係者しか招かれないもののようです。それだけでも、やっぱり思い切って応募して良かったなあと思ったのでした。

選ぶに当たり、生地の種類や着こなし方なども教えていただきましたよ。

まず、コーマ
一般的な市販品の浴衣の大部分ががこれに該当するのでしょうか。竺仙のものは厳密には違うのかもしれませんが、生地を見た感じや手触りは似ています。両面染め、綿100%で地がしっかりとしており、柄がくっきりと際立ちそうな生地である一方、目がみっちりしていて風通しはあまり期待できなさそうな印象です。


続いて綿絽
薄手の生地でとても上品。繊細な色や柄が多いようです。ただし、地染めで濃い色でないものは、下着も長襦袢を着た方が下着が透けたりせずきれいに着こなせるようで、浴衣に涼を求めに来た身としてはちょっと複雑な心境。でも最初から最後までこれが一番の本命でした。夏祭りや花火大会などの催し物に限らず、おしゃれな街着としても着られるということで、その点も気に入りました。


ここからは高級浴衣の生地で、私には当分(一生?)縁がなさそうなもの(で、これらを選択するとプラス料金)ですが、せっかく聞いたので備忘録として記載。



生地をみると節(すじ状のでこぼこ)が立っているのが特徴。糸自体が凸凹していることに因るようです。紬というと本来は生糸に向かない絹糸を使用して織ったもののようですが、綿100%の綿紬もあります。着る時期としては6月から9月が適当で、自宅で洗うことができます。クリーニングに出さなくていいのはいいなぁ。

松煙染め
松の根を燻したススをニカワと混ぜ、豆汁で溶いたもので染めるそうで、落ち着いた地色が特徴のようです。一年を通して着られるもので、浴衣というよりほとんど着物ですかね。こちらも家庭での水洗いが可能だそうです。

紅梅小紋
縦横に節が立っており、格子状の織柄がついています。勾配、が転じて紅梅になったとか。

奥州小紋
生地というか柄なのでしょうか?綿絽、奥州小紋と併記しているものもあり、よくわかりません。ただ、一般的な綿絽より地色が落ち着いているものが多いと思います。こちらも自分で洗えるとか。

絹紅梅
格子状に綿糸が入る他は絹で出来ているという、素材自体がいかにも高級そうなものです。

もとより、夏のおしゃれ着としてたまぁに着るための浴衣を買いにきたものですから、そんなに高級なものに手を出すつもりはございません。従って、コーマか綿絽の2択。そして、濃い地染めよりも華やかで明るいものが着てみたい。それだけでかなり絞られます。

そんな中で選択の後押しをしたのが、「綿絽であれば花火大会などに限らず、お洒落な街着として着て出かけることができる」というアドバイス。


帯については琉球かすりで柄が華やかなものも用意されていて魅力的だったのですが(参考画像)、選んだ綿絽の浴衣の柄が大ぶりでシックだったことと、アドバイザーとしていらっしゃった秋月洋子さんのオススメでシックに着こなしたく、今回の帯は普通の落ち着いたものにすることに。

で、今回選んだ組み合わせがこちら。

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帯にグラデが入っているのですが、目線を上げるために、濃い方を上にするのが良いとのこと。なるほど。

実際に採寸から仕立てをするのは6月ごろになりそうですが、今年の夏は、自前の浴衣を粋に着こなせるようになりたいと思います。

posted by kncafe at 06:38 | 東京 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | その他趣味 気になるモノコト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | 編集

2014年02月09日

X-M1にも搭載されている「パートカラー」の機能

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写したものの色の一部はそのままに、他はモノクロとして特定の色を印象付けることができる特殊効果、それが「パートカラー」という機能。これ、効果としては大好物なんですけど、使いどころが難しいというね。なんとも悩ましいところですが、嬉しいことにXシリーズにもこの機能がありましたので、使ってみました。

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某所蕎麦屋にて。
蕎麦屋で色々な色を見つけられるかな?と思いながら周りを見渡す。

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お花の赤

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おもちゃの赤

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楊枝入れの青

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わさびの緑

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おもちゃの黄色


この四色は以前モニターしたNEXでも写すことができました。Xで嬉しいのは、これに紫と橙がデフォルトで加わっていること。

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お花の紫

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にんじんの橙

モノトーンで表されるところと色が乗ってくるところの境界線がはっきりしすぎていたり、色の判定がちょっと甘いかな、と思うこともありますが、その点はNEXを使っていても感じたことですから、X特有の現象ということでもないかな。ただ、若干NEXの方が違和感が少ないかもしれません。

パートカラーの機能を使っていて感じたことは、色よりもモノトーン部分の描写の繊細さ。特定の色にこだわらずとも、モノトーンで割り切って写した方が印象的な写真が残せることもあるかもしれません。

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タグ:X-M1
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2014年02月02日

小回りがきく「X」の機種と高性能レンズ:富士フイルムX-M1+XF35mmF1.4R

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水族館、テーブルフォトと登場させてきた35mmF1.4レンズ(XF35mmF1.4R)ですが、このレンズと一緒にお借りしたものがありました。それはX-M1。X-E2と比べると、一回り小さく、カラーバリエーションは黒、シルバーに加え革張り(調?)のブラウンがあること、

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(写真右がX-M1、左はX-E2)
そしてメニューダイヤルのプリセットがE2よりも多いことからも、E2よりも広い層をターゲットしているということは明らかです。

センサーのバージョン、高速AFへのフォーカスなど、E2が上級機であることは間違いないのですが、機能的に一番大きく違う点。


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E2は不動なところ、M1はチルト式の液晶を採用していることです。これは、最終的に撮れてくる絵に大きく関わってくるところです。私もマイカメラ(E-PL5)ではチルト式の液晶の機種を使っていますが、この便利さは一度味わっちゃうとなかなか後戻りできない…と思うくらい便利なものです。ただし、稼働領域が必要な分、カメラの厚さと重さに響いてきますので、コンパクト機に搭載するか否かを決定するのは開発される方にとっては悩ましい点なのではないかな、と思います。

さて、このM1を抱えてファーストショットを狙いに行ってきました。行き先は浅草。

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(1/800 F2.8 ISO320)X-M1+XF35mmF1.4R
ゴエモン?

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(1/400 F5.6 ISO320)X-M1+XF35mmF1.4R
ASAKUSAらしいような、多国籍な光景。人ごみの中からでもチルトを起こして少し上から撮ったり、

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(1/320 F5.6 ISO320)X-M1+XF35mmF1.4R
逆に少し下、胸元くらいからさりげないスナップ写真を撮ったりとか。ただしこのチルト、180°は回転しないので、液晶を見ながらの自撮りはできません。

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(1/250 F5.6 ISO320)X-M1+XF35mmF1.4R
しかし、今回の写真は浅草だから?Set名をX-M1 galleryにしているおかげなのか、いつもFlickrにアップロードする画像に比べてアクセス数が多い。なんの気なしに撮ったはずの冒頭のゴエモンなんて250viewくらいあるし。もしかしてこの像は有名なの?(笑


センサーサイズはAPC-SでE2同様ですが、X-Trans CMOSセンサーはver.1でE2の一世代前のもの。このため、E2の方がややAF速度が早かったかな、と思いますが、ストレスになるほどではありません。ちらっとX-E1を触る機会があったのですが、感覚的にはこれと同じくらいかな。

また、E2の方が背面液晶が鮮明でPCでの画像確認ともあまり違和感か感じなかったこと、電源ボタンのレスポンスがやや悪いこと(これはもしかしたら個体差なのかも)がE2と微妙に違うと感じた点です。


ただ、写ってくる画像は「X」ですよ。

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(1/13 F4.0 ISO1600)X-M1+XF35mmF1.4R
相変わらずの高感度性能。ノイズは少なく、細部はくっきり。本当に良いです。

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(1/680 F2.5 ISO1600)X-M1+XF35mmF1.4R

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(1/52 F4.0 ISO1600)X-M1+XF35mmF1.4R

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(1/550 F3.6 ISO320)X-M1+XF35mmF1.4R
こちらの写真については、もう少し凄みを出せないかと思い、Adobe Lightroomで現像してみました。

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隠れていた雲の表情や塔のディテール、銀杏の鮮やかさが加わりました。

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(1/240 F3.2 ISO1600)X-M1+XF35mmF1.4R
テーブルフォトも本当にいい雰囲気を出してくれます。ごちそうに臨むことが多い年末〜正月シーズン。たくさん撮りましたのでそちらもまた別途。

コンパクト・チルト・高画質。ボディもレンズも性能に比してまっとうであるなぁと感じる価格。これだけ詰まっていて何の文句があるの?と返却した後も度々自問自答を繰り返す日々です(笑

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タグ:X-M1
posted by kncafe at 10:16 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | レビュー 家電 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | 編集