
先日、似たようなお知らせ(Xシリーズ写真展2014秋 in 富士フォトギャラリー新宿開催中)をしましたが。
新宿を皮切りに大阪、札幌、名古屋、福岡、仙台と全国6ヶ所を巡業する、FUJIFILM Xシリーズのいずれかの機種で撮影された、ユーザー投稿から選ばれた作品群による写真展。
参加(応募)資格はたった一つ。
「富士フイルムのXシリーズで撮影した写真であること」
その中にはX-T1やX-Pro1といったレンズ交換式のハイエンドな(ただしミラーレスの)カメラもありますし、XQ1やX30など、レンズ交換式ではない、いわゆるコンパクトデジタルカメラもあります。それらはただ、Xという色、雰囲気、そしてXプリントという共通項で結ばれています。
先日のものは「Xシリーズ写真展−2014秋−」で、今回の「Xシリーズ写真展−2015春−」とは異なります。別時期に募集され、選考された写真達。今回はどんな写真が展示されているのかな?と楽しみにして出かけてきました。
入り口に立って気づいた違和感。あれ?

作者のアイウエオ順で並んでいた前回とは違い、今回は使用レンズ毎にまとめられていました。
友達の作品を探すにはちょっと迷うかもしれませんね。
でも、私はこの並び順はとても良かったと思います。同じ画角を集めたものですからね、おのずとテーマが整理されてくるような印象があって。
XF10-24mmF4 R OISやXF23mmF1.4 Rでは風景を活かしたダイナミックな構図に。
XF35mmF1.4 Rは人物から風景まで用途が広いけど、生活に基づいた写真が多めになるようです。

面白かったのが、XF56mmF1.2 RとXF60mmF2.4 R Macroのコーナー。
マクロで撮る繊細な小物もあれば、空間を切り取ってきているものもある。私は以前このレンズでポートレートを撮影したこともありますし、なんとまあ、表現の幅が広いんだろうと感心しましたね。いや、感心を通りこして感動レベルかもしれん。いや実際、X-T1と合わせてXF56mmF1.2 R買っちゃいましたけどね、これでマクロを撮ろうとは思わなかったな。だってね、最短撮影距離が70cmで、m4/3の時代から35mm判換算50mm付近最短距離20-30cmに慣れていると、あんまり近くのものを撮ろうって思わなかったんだよ。。。ピントの感覚がずれてるのでなかなか合焦しなくて「むきー!」ってなるから。

展示数は60点。
作者が作品につけたコメントも面白いです。素敵だな、と思う写真に出会っても、その背景をうかがい知る機会ってなかなかありませんから。この展示では東京カメラ部が協賛しているのですが、そこで高い口コミ評価を受けられている作家さんたちの作品もたくさんありますので、勉強になりますし思いがけない近況などが読めて楽しかったです。
26日までは新宿御苑前の富士フォトギャラリーで展示が行われているようですので、近郊の方はぜひ観に行ってみて下さい。閲覧無料、撮影OK、運が良ければFacebookでもよく見かける、お気に入りの作者さんにも会えるかもしれません。