2012年11月24日

みらSATOステーションでNEX-7+オールドレンズ撮影企画:澤村先生によるオールドレンズ講義編

さて、SONYのミラーレスカメラNEX-7のボディに付けたオールドレンズを使用しての撮影会です。
みらSATOステーションで撮影するに至った経緯はコチラ

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しかし「オールドレンズ」いわゆる「古いレンズ」ですが、そもそも現代の新しいカメラボディに付けてすんなりと動作するものなのか?また、わざわざ古いレンズを使うってどういう意味があるの?と思いますよね。そんなにオールドレンズに関する疑問、魅力、撮影方法について今回教えて下さるのは、

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澤村徹先生。
オールドレンズについては「オールドレンズ・ライフ (玄光社MOOK)」「オールドレンズ レジェンド」などの本も執筆していらっしゃる方です。普段の撮影はほとんどオールドレンズでなさっているとか!他の執筆本やデジカメWatchをでもオールドレンズだけでなく最新機種の試用レビューが…なんと私が最近購入したE-PL5についての文章を見つけることができました。その中ではオールドレンズへの言及も。澤村先生がE-PL5を担当していて良かった!と思いました。今まで私はあんまり深いこと考えずにPENにオールドレンズを付けて撮影していましたから…。


【オールドレンズの魅力って何?】

先生のおっしゃるところによると、

現代のレンズにはないボケや色などの味、それぞれのレンズの持つ個性。今ではエフェクトでそれを再現できますが、オールドレンズならレンズをはめて撮るだけで味のある写真ができます

なぜ今NEXやm4/3などのミラーレス機でオールドレンズなのか?ということですが、ミラーレスは一眼レフとは違いミラーを廃したおかげでレンズとセンサーの間の距離が縮まり、それまで一部の一眼レフでしか付けることができなくて死蔵されていたレンズがほとんど使えるようになった!ということが大きな理由であるようです(こちらのブログを参照しています)。


今回母艦となるNEX-7の利点としては、

○高精細なEVF
背面液晶からファインダーに目を近づけるだけでEVFへと切り替わる賢さ!しかも高精細。オールドレンズというかMF時はEVFが便利です。

○トライダイヤルナビ
ハード面ではダイヤルが3つ設置されているので、いちいちmenuキーからごちゃごちゃ操作する煩雑さがありません。

○撮影モード
あまり頻繁に変える必要のない撮影モードはメニューの中に格納され、おとなしく固定されています。



そして私が何よりも便利だ!と感じた点は「マニュアルフォーカス時のピーキング」という機能。これはフォーカスがあった場所を液晶画面上で色を変えて縁取ってくれる機能です。言葉で書くとなかなか伝わりにくいのですが…こちらのブログ記事中に画像入りでとてもわかりやすく解説されています。

また、ピーキングで荒くピントを合わせた後は液晶表示を拡大し、ピントリングを回しながらより精密にフォーカスを合わせることになるのですが、シャッター半押しで拡大表示から瞬時にx1.0(等倍)表示になります。なんだこの親切設計は!!!!!!PENじゃ手ェぷるぷるさせながらいちいちまた虫メガネキー押して戻して、画角を確認してからシャッターを切らなきゃいけないんだぞ!


さて、講義内では作例とともに代表的なレンズについて、簡単な特徴をご説明いただきます。

P. Angenieux Paris 35mmF2.5
コントラストは軟調(強くない)なのにディテールはシャープに写るレンズ。

Summilux-M 35mmF1.4 1st
全体にもやっとしたイメージなのにディテールを見るとシャープに写っている。「LEICAのくせ玉」と呼ばれる。

G Planar T* 45mmF2
カール・ツァイス社製Contaxレンズ(ツァイス)
全体にとてもシャープに写る。2万円位とリーズナブルに買える点も魅力的。
てかまったく同じ規格のレンズをNEX-5につけて撮った人の写真がここに…。

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私も以前PEN E-PL1に付けて撮った写真がありました。

さて、今回は参加者の机の上にはランダムにオールドレンズが置かれております。私に当たったレンズはというと…

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PB170049

PB170023
M42 MC Flektogon 35mmF2.4
怪獣フレクトゴン!として名高いカール・ツァイス・イェナ社製のレンズです(マップカメラによる解説はこちら)。レビューを読むと後期型、製造は1970年代のもののようです。作られてから40年近く、いまだに現役というのですから見習いたいものですねえ。いやはや。


【カメラ側の設定】

NEXシリーズでオールドレンズを使用する際のカメラ側の設定ポイントです。

○レンズなしのレリーズ:許可(装着時にシャッターを切るため)
○MFアシスト:入(拡大表示を可能にする)
○ピーキングレベル:低〜高(合焦部を着色)
○電子先幕シャッター:切(高速シャッターでケラれないため)


ただしココはカメラによって差があります。私が普段使っているOLYMPUS PENは特別な設定は必要なくレンズとボディとの間にマウントアダプターさえかませればすぐ使えます。

そして本日撮影するにあたってのポイントは…

○絞りは半段から1段絞る
○ISO AUTOで
○室内撮影では露出-0.7くらい




【購入にまつわる注意点】

マウントアダプター

オールドレンズを使う際に必要になるのがレンズとカメラボディの間に付けるマウントアダプター。日本製、海外製(要するに中国製)とありますが、日本製のもの「RAYQUAL」というメーカーのものが先生のおすすめ。

レンズを交換する時には「カチャ。スチャ。」と小気味良くはまるのが「当たり前」ですよね。ところが質の悪いものだと「ガチャ。ゴリゴリゴリ…」という嫌ぁな音を立てることがあるのだそう。日本の販売代理店でチェックする段階で、ロット丸ごとダメで返送するということもあるという…。いやあ!私物のアダプター買いましたけどね、特に問題がなくて良かった…。今度買うときには気をつけよう。。


オールドレンズ

まずは購入するお店選びですが、

○新宿マップカメラ
→LEICAコーナーが地下にまとめられている
→比較的リーズナブルで買いやすいレンズのコーナーが設けられている

○銀座レモン社

○オークションを使う
→上級者向けの買い方として。出品者を信頼しているならそのコメントを信じてしまう。結構人により良い・悪いの基準が違ってくるので。


チェックポイント

○カビのついているものは他のレンズにうつるので避ける。
(カビやキズはホワイトのLEDライトで照らすとよくわかる。ただしお店でやると嫌がられるので注意!)

○前玉の表面の小さい傷は影響ない。後ろ玉(マウント側)の傷は画像に影響しやすい。周りの細かい傷はあまり影響しない。そこらへんは値段とコンディションの兼ね合いを考えること。

○レンズ周りの傷で凹んでいるものは落下かぶつけたことがある証拠なので光軸がぶれている可能性がある

○絞りバネのオイルは固着してくるので、べったりしているものはそのうち洗浄が必要になる。洗浄費用は1万円ほど。

○レンズの曇りはあまり気にしなくて良い。



骨董品の取引ではないので、例えキズなどがあったとしても「自分が気にならなければ(通常使用する上で気づかないレベルなら)」いいじゃないか、というゆるいスタンスでいた方が幸せになれそうです。

また、Cマウントレンズ(通称シネマレンズ)については口径が小さいため周辺の写りに特徴が出やすく、ケラれが出ないように気をつける必要があるのだけれど、この辺りを味だと言って好む人が多い。特に女性でいきなりこれを買う人が多いということですが…これはわかる気がする。トイレンズみたいだもんね。値段はトイ価格ではないけども、見た目も個性があって特徴的だからトータルで好きなのかもね。


なお、予算との兼ね合いで買いたいレンズを一旦は妥協しても、レンズ毎にとても特徴が違うので、結局最初に欲しかったレンズを買うことになることも多い。それを考えると、最初から欲しいレンズを買った方が節約になるといえるのかも…。


いや、奥が深い。今まで知らなかった話、いい話がたくさん聞けました。てか、オールドレンズに興味があるんだったら本の一冊でも読んでおけよってな…。ハイ、一回キチンと本を読んでみたいと思います。

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そしてこれがNEX-7+オールドレンズ(M42 MC Flektogon 35mmF2.4)のファーストショットです。まだちょっと画角に慣れていないけど、照明のおかげもあってふんわりとした「昭和」な雰囲気がよく出ていますよね。

こっからバシバシ行きます。

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posted by kncafe at 11:59 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー 家電 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | 編集
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