私ももちろん一番にくるのはそういった形態のものなのですが、「ミルフィーユ」と聞いて次に思い浮かべるお菓子があります。それが、パイとクリームを薄層にサンドして、更に周りを薄くチョコレートコーティングして個装されているもの。ケーキのそれと区別してか、ミルフィユと表記されることもあるようです。
そのミルフィユ。
ごく最近友達のしょういちさんがミルフィユ食べたい病を患い、それがネットを介してワタクシにも伝染。度々ベルンのものに言及されていたのですが、私が幼い頃実家の冷蔵庫に常備されていたのは、サンジェルマンというパン屋のミルフィユ。あれ?もしかして各社、選べるくらい存在するの?と調べたのが、この企画の経緯。
ざっと調べたところ、5、6社くらいヒットしました。
その中から今回かき集めたのが、

サンジェルマン、横濱フランセ2シリーズ、フーシェ、石屋製菓…と、4メーカー5シリーズ。
まず、横濱フランセ。


こちら、通常いつでも購入できるスタンダードなお味、キャラメル、ジャンドゥーヤ、ショコラでございます。それぞれミルク、ホワイト、ダークチョコのコーティング。何よりも、一口サイズで気が利いてますね。包装紙はフランス国旗のトリコロールをイメージしたのでしょうか。


こちらは同じくフランセのものでも、バレンタイン限定バージョンのもの。包装もキレイで特別感があります。かわいいパッケージとは裏腹に、味はプラリネ、カフェ、ビターショコラと通常よりオトナ向けの仕上がりにしてあるような。ミルフィーユに限らず、こうした限定版よりスタンダードなものを好む傾向にある(らしい)私ですが、フランセはこの限定版の方が美味しいかもなぁと思ったのでした。


フーシェ。
このメーカーはバレンタイン時期にオリンポスの煌めきという一風変わったチョコを販売するメーカーで印象に残っているのですが、新宿小田急ではメリーチョコレートと並び、競うように(?)ミルフィユを売っています。商品は焼菓子が主体で、経営母体は松風屋というお菓子屋さんのようです。


ここらで変化球の石屋製菓。白い恋人で有名な北海道のお菓子屋さんです。ここのミルフィユには「美冬」というネーミングがされていますが、これはきっとミルフィユと韻を踏んでるんですね。ダークにはブルーベリー、ホワイトにはマロンクリームがサンドされていて、印象に残ります。北海道っぽいか?と言われるとよくわからないけども。

そして、我が実家では定番であったサンジェルマンのミルフィユ。いずれもそうですが、冷やして食べるのがオススメ。ここのものは一本のサイズがどのメーカーのものよりも大きいのが特徴でしょうか。昔は確かホワイトチョコタイプもあったはずなのですが、いつの間にか姿を消したようです。
その他には北海道のもりもと、ロッテ傘下のメリーチョコレート、果物の銀座千疋屋、あとは今回あえて選択肢に入れなかった鷹番のスイーツショップ・ベルンなど。また、ご本人が購入されていたのが銀座マキシムドパリのミルフィーユキュイ。マキシムの看板スイーツミルフィーユを焼菓子で再現した、こんなお菓子があったとは…!とことん首をツッコんでみるもんだぜ。
というわけで、ミルフィユの美味しさとバリエーション豊かさを再認識した自己完結企画でございました。しかしこれ、あんまり期待しないで食べると、度肝抜かれるくらい美味い菓子ですよ。サクサクのパイととろけるクリームを閉じこめて、ごく薄いチョコレートで美味しさをコーティング。一本100円ちょい位の単価なのにあなどれん。また、いつでも味わえる携帯可能なミルフィーユ、と考えればさらにプレミア感が増すことがうけあいです。
タグ:ミルフィーユ
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お取り寄せも出来ず、広島のアンテナショップや物産展でも販売しないようですので、広島駅や広島空港のお土産コーナーと県内の限られた数ヵ所でしか入手は出来ないと思いますが、私の知る限りでも少なくとも40年以上もパッケージも味も変わらずに続いている隠れた銘菓です。
サンジェルマンもミルフィーユをつくっているのは存じませんでした。
試してみたいと思います。