2013年05月06日

ヨコハマフリューリングフェスト2013

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ぐずついた天気に肌寒さがあった連休前半〜中盤から一転、終盤は好天と暖かい気候に恵まれていますね。半袖で過ごせそうな陽気の日にふさわしいイベントが横浜赤レンガ倉庫脇のスペースで行われているフリューリングフェスト。「春祭り」といった意味合いのようですが、オクトーバーフェストといい、ま、美味い酒が飲めれば口実は何でもいいわけで。

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今回はシーバスから上陸しましたよ。インターコンチネンタルホテルに宿泊してそこを拠点に活動していたので、ホテル脇にあるピア21という乗降場から赤レンガ倉庫行きに乗り、約5分で到着〜。

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こちら、長〜〜いビールカウンター。ドイツからの輸入物や日本で醸造された地ビール、いろいろあります。値段は700円くらいから、高いものでは1300円もするものもあります。味わいの強いもの、軽い(薄い)もの、フルーツビールなどいろいろな特徴がありますから、美味しさと値段が比例するとは限りません。

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1杯700円のゴールデンエールはペールエール系の深い味わいでしたので、この時の気分に大当たり。900円のナントカビールは軽すぎてイマイチ。でも、わかんないですよね。1300円のものを飲んだら目ん玉飛び出るくらい美味しかったのかもしれないもんね!


つまみ類の出店もありますが…

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出遅れるとめぼしいものは売り切れているのでちょっと切なく…

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フィッシュアンドチップスはオーダー前の写真とは大違いで、白身魚のフライアンドマックポテトSとか名前改めた方がいんでない?とさらに切ない思いをすることに。。どばどばモルトビネガーをかけてびたびたになったHUBのフィッシュアンドチップスが猛烈に食べたくなりました(笑 ポテトも皮付きラブです。

美味しそうなロングソーセージはまだ販売していたのですが、長蛇の列で諦めました。もうちょっと余裕があるといいんですけどね〜。もうなんかいっそ美味しいアテは、持ち込んだりした方がストレスないかも。

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帰りは陸路でみなとみらいのにぎにぎしさを満喫。フェストは今日までやっているみたいです。



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2013年04月28日

混沌とした空間@三宿

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ミラーレスカメラ愛好会から派生した、不定期に三宿で飲み歩こうシリーズの第二弾。

(関連記事)
三宿に隠れ家を作り隊の。

三宿って不便なところです。電車の最寄りである東急田園都市線池尻大橋と三軒茶屋のどちらからも徒歩10分はかかるので、一番歩かなくて済むのは渋谷からバスであるという。三宿に泊まる路線のバスは多いものの、バスは電車ほど停車駅のことがすぐに詳しくわからないので、慣れないと乗るのも降りるのもヒヤヒヤ…。スマホのマップが使えるようになってからはいくらかマシになったでしょうかね。

お洒落なカフェやショップの開店が相次いだ1990年代は「隠れ家」ブームで芸能人の来店が多数、三宿を訪ねて来る車で道が大混雑した時期もあったとのことですが、最近はわざわざ来る価値を感じさせる店でなければすぐに退去してしまうように思います。

今回のkongtong(コントン)というカフェバーは、その辺りを意識してみました。
ありきたりでは面白くないので、雑居ビルの5階に降り立つとあるのは水色に塗られたドア一枚、開けるとアンティーク家具で落ち着いた空間、店員さんも適度な放置具合というのは密談、、いや密会…違ってヒミツの会合にはうってつけ。メンバーもアーティストカテゴリの方々ですから(注:ワタクシを除く)雰囲気がぴったりですよ。

そしてこのお店、こうしたシチュエーションだけではなく、まずドリンク類の充実度がすごい。普通はカクテル名がリストアップされているところ、ここではベースとなるスピリッツの銘柄が書いてある。最初はとまどったけど、「バカルディで作ったモヒート」ってオーダーがすんなり通ったので、そういうことかーと納得。

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バカルディで作ったモヒート

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ボンベイサファイアで作ったジントニック

あと、何かで作ったテキーラサンライズも飲んだけど、銘柄が思い出せない上写真も撮ってなかったみたいで、もうグダグダ。PENの電池も切れるし。


食事メニューはちょっと選択肢が狭いと感じますが、一品一品の完成度が高い!普通にふらっと来てメイン食べて一杯飲んでサッと帰るって利用もいいんじゃないのかな。

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農園野菜のバーニャカウダには紅芯大根、わさびの花(?)、モロッコいんげん、空豆など、ちょっと目先の変わった野菜が。ディップも含めどれも美味しい。

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根菜チップス。向こう側に見えるのが自家製サルシッチャ。

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キノコとサザエのアヒージョに…(スペイン料理屋行きたい熱MAX)

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カニクリームコロッケ。

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カレーとハヤシライス(のご飯皿パート)。これは洋食屋まっつぁおですね。普通以上に美味しい。

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デザート?…えー、あえてノーコメントで(笑

やー、これ夜ご飯食べ損ねて深夜レストラン行くにもファミレスくらいしか選択肢ねえ!!どうしようっていう時いいですよ。飲みメインでつまみ少しでいいんだけど、も可。幅広いニーズに応えられそうです。唯一心配だったのが喫煙可だってことだったんだけど、愛煙家がいなかったのか?全く気になりませんでした。


ちなみに、どうやって店を探しているの?と聞かれたのでちょっと補足。
まず一番信頼できるのは信頼できる人の紹介やレビューですが、行きたいエリアにそういうお店があるとは限りません。その場合は某巨大SNSのRatingや口コミに頼るのですが、人がお店を評価する視点って料理だったり雰囲気だったり店員さんだったりCPだったりなんとなくだったりするので、その辺りはどれが信頼できるのか、じっくり読まないととんだ目にあいます。

一番確実なのは事前に行って確かめることだとは思いますが、そう時間もお財布の余裕もないことですし、客観的評価を見ないで飛び込むのは博打のようなもの。trust yourself??いやいや(笑 一番信用できないのは自分だってばよ。

そうそう、今回の会には衝撃のオチが。

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なんと前回の会場だったZEST Cantina世田谷ですが、2013年3月10日で閉店してしまっていました。中を覗いてみるともぬけのから。これにはのけぞるくらい驚いた。だって24年も続いてたんだそうですよ、まさか前回訪問から1ヶ月半で閉店するなんて思うわけない。よく調べてみたら恵比寿の店舗も2012年6月1日で閉店していたみたい。ZESTブランドがなくなったわけではないので、また何かの機会に行くことがあればいいですね。

…一番心配なのは、ココが三宿デスブログになんねーかな?ってことだったりして(爆
タグ:kongtong 三宿
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2013年02月21日

薫り華やぐエビス、解禁

エビスの限定醸造である「薫り華やぐエビス」が昨日発売されました。こうしたエビスの限定醸造は珍しいことではないと思うんだけど、今回は泣く子も黙る(?)フレンチの巨匠、ジョエル・ロブションとのコラボレーションだということで俄然、興味が沸く。

発売のニュースは、ロブションのサイトからもリリースされていて、ジツは一番最初の情報源は偶然見たこのサイトだったりします(笑

地元スーパーには売ってなかったのでコンビニに行ったら…ありましたよ!

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さっそく家人に、早く帰らずば自動的に消滅する旨のメールを一方的に送りつけておく。
飲む気満々なのはいいものの…帰る途中でふと「ワタシがビールに求めているものは薫りではないのでは…」と思い至ったのですが、もう買ったし。

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見るし。
パッケージは赤基調に黒が入ったものですねえ。ロブションといえば赤よりもむしろ黒がなんですが(黒背景に赤字)、それを思わせるニュアンスなだけ。たぶん黒を前面に持ってくると黒ビールのようなイメージになってしまうので、悩んだ末こうしたんじゃないでしょうか。

薫り華やぐ…一本飲むのもナンです。


ボクは、実験をする時は必ずポジコンをおくようにと、学生のころから耳にタコができるくらい言われているので、こういう時も比較対照品が必要なんですね。べ、べ、べ!べっ別にエビスをのみたいわけじゃないんだからねっっ。

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比較…
色は別に違いは出ていませんね。くんくん…ニオイも外側からは特に違いとかわからないですよ?

が、実際飲んでみると…!あー確かに違うわ。華やかです。酵母菌てなニオイではなくクリアで華やか。ワインのような格調高さを思わせます。

ラベルによると…

フランス・シャンパーニュ地方の上質麦芽と薫り高いネルソンソーヴィン種のホップを使用。
世界中で多くの星を獲得しているフレンチの巨匠ジョエル・ロブションも認めた、華やかな薫りの余韻が清々しいエビスです。

だそうです。
確かに華やか…ビールにしては派手なほどにも感じます。しかし、この香りがグラスを傾けるたびに鼻につく。うーん、やっぱりビールに、エビスに、薫りを求めているわけでも、薫りに新しい価値を見出すわけでもないかなぁ。むしろ、ビール本来の旨味や苦味深みを味わうにはかえって邪魔かもわからない。

でもいいんです、それで。
だって、限定醸造の方を気に入っちゃったら、予定数量完売しちゃった時に飲めなくなって困るでしょう?ケーキはショートケーキ、アイスはバニラアイスが一番。考えてみたら元々私はそういう嗜好(思考)だったのでした。


ちょっと違うか。
タグ:エビス sapporo
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2013年02月04日

三宿に隠れ家を作り隊の。

三宿
芸能人の隠れ家エリアとして脚光を浴び始めてから久しい三宿。東急田園都市線の池尻大橋駅と三軒茶屋駅のちょうど中間に位置する三宿通り(国道420号線)付近のエリアのことを指します。

隠れ家たる所以は、そのアクセスのしにくさにあるでしょう。徒歩で来るには電車を降りてから十数分は歩かなくてはいけないし、渋谷からバスという手もありますが、どちらかというと地元民の足のような感覚で第一選択ではないですね。だいたい電車の駅とは違い、バスだとどこらへんで降ろされるのか、初めての場合はどきどきしますよね。


じゃあなぜ三宿なのか?ということになりますが、三宿にはかつてフォーライフ・レコードというレーベルのスタジオがあり(今はもうない)、ギョーカイ人が足を運ぶ土壌がありました。そこにグローバルダイニング系列であるZEST(ゼスト)とLA BOHEME(ラ・ボエム)が出来ました。それをひとつのきっかけとして、バーやらインテリアショップなどのオシャレなお店が立ち並ぶようになった、というのが近年の変遷のようだ…とワタクシは聞いております。まあ、アクセスしにくいと言っても渋谷から車で10分ほどですし、道路脇のパーキングロットに車を停めやすいですから、その辺りのバランスが絶妙なのかもしれません。

さて、その三宿を代表するとも言えるZESTですが、先日kn会メンバーで行ってまいりました。なんだか一人遠方だったメンバーも都心に引っ越してきたようだし、隠れ家エリアにアジトを探そうぜ、ってことで。正確には「三宿を攻略しよう会kn会分科会」といいますが。ちなみにkn会とはk(こんなところで) n(なにやってるの?)の略です。いやそれはともかく、キックオフにはとてもふさわしいお店だと思いませんか?

このお店、私は実に15年ぶりくらいという久々さ。と思ったらしょういちさんも7、8年ぶりくらいとのことで…あれ、みんな結構来たことがあるものなんだね。いや三宿(みしゅく)という地名を出しても二度聞きされることが結構あって。まあ、ついこの間まで内陸の盆地に住んでいたUTANが来たことがないのは想定内だけどね…(笑

さて、ここはメキシカンスタイルのお店ですのでメキシコビールの銘柄が多い。代表的なコロナだけでなく、ネグロモデラやZESTが独占輸入していると言うティファーナモレナ等(詳しくはコチラ)。


カクテルベースでクローズアップされているものはマルガリータやテキーラサンライズなど、やはしテキーラベースのものですね。…ああそういや昔この店に来た時に「セックスオンザビーチお願いします!」と朗らかに注文したアホがいたわ。メニュー見て思い出した。。。

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スターターはチップス&サルサ。タコスチップスはてっきり出来合いのものが出て来ると思っていたら…これは揚げたてなのかな?パリパリでほのかに温かい。テンションが上がって来ます!(単純

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手羽中揚げスパイシー味(正式名称は忘れた)。スパイシーなものと辛いものの2種類があります。見た目はそんなに変わらないのに辛い方はマジ辛いです。じんわりとにじむ辛さ。ビールが進む味…w

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シーザーサラダ。こうしてテーブル脇でサービスする直前に調理するスタイルが多い(のはグローバルダイニングの特徴なのか?)。さっきの手羽中も、揚げたてをテーブル脇でシーズニングとがさがさ混ぜてくれたもの。

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フレンチフライはチーズ掛け。ちょっと想像していたものと違ってパウダリーなふわっふわチーズ。口の中で溶けるようなというか、吹けば舞い散るようなというか。

ちなみにこれはしょういちさんの希望。Tweet他でジャンク系なものが好きなのかな?と思っていましたが、やっぱり好きなんだなとわかりました(笑


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ハンバーガー。いわゆるグルメバーガーですよね。これはメキシカンなの?(笑 あと主食系はジャンバラヤを食べたのだけど、写真を撮るのをすっかり忘れておったorz

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テキーラサンライズ。
代表的なメキシカンカクテルですね。オレンジジュースとグレナデンシロップで飲みやすい。


そして、今回はスペシャルデザートが。

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なにかUTANの身によいことが起こったというので、そのお祝いも兼ねて。花火付きでごっつう派手に登場したで〜。どれもたいへんおいしゅうございました。こういうカスタマイズにも快く応じてくれるのもこのお店の良いところかな。

19時にはまばらだった客席も、帰るころには賑やかになっている。夜遅くまで気にせず飲める(居座れる)お店がとても多いのもこの界隈の特徴。チーズケーキファクトリー、春秋、まるげりーた…いくつものお気に入りが撤退してしまったけれど、それ以上のお気に入りもあるし、もっと見つけたいという想いがあります。
タグ:三宿 kn会
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2013年02月01日

バリニーズの味わいと雰囲気を渋谷で@アユンテラス

年末のバリの熱がまだ醒めやらぬ今日この頃ですが、こういう状態のときって、現地フードを強く欲します。簡単でシーズニングなども日本で入手しやすいものなら自分で作ることもあるのですが、そうはいかないときも多い。インドネシア料理に多く用いられる特徴的な食材は、ピーナッツ、ココナッツ、スパイス、エビのペースト、サンバルソース(唐辛子入りの辛いペースト)と言ったところでしょうか。また、調理素材としては鶏やエビが多いですが、これが例えばSatey(サテ)として提供されるには、串刺しにして焼くのはなんとかするにしても、ピーナッツソースを作るのは(実際は材料をフードプロセッサーに入れてかけるだけだとしても)なかなか心理的ハードルが高いです。

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そこでレストラン、という話になるのですが、今回はたまたまいきなり胸ぐらを掴まれるようにグッと来るところを見つけましてね…それが渋谷にあるアユンテラスというお店でした。

バリ島にはアユン川が流れており、アユンテラスという言葉でインドネシアの中でもバリ風なんだな、とピンと来る言葉なんですね。良いネーミングですよね。


さて、そのアユンテラス。1度目予約なしで土曜の7時ごろ凸しましたら、満席のためあえなく撃沈。。。1週間後に予約して出直し、ようやく席にありつけた次第です。

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インドネシアビール、バリビールが顔を揃える

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まずはインドネシアのビンタンビールです。もっともポピュラーなビール。味は、南国の暑い空気、晴れわたった空の下でごくごく飲むのにぴったりな…つまり冬の東京で飲むにはちょっと薄いビールです(笑


3900、3500円のコースも魅力的でしたが、ここh食べたいものを次々オーダーすることにします。

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料理のスタートはSoto Ayam(鶏のスープ)から。これ自体は辛くなく旨味たっぷりの飲みやすいスープです。春雨が入っていてこれだけでも軽食になります。

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インドネシア風漬物
これは現地で食べた時にも思ったのですが、日本人にすごくなじむ味。甘酢漬けのようなものです。きゅうり、だいこん、にんじん、セロリ入り。

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テンペと小魚の炒め物
細切りにされたテンペと小魚が香ばしくカリカリでおつまみ風。こういうの大好き。ただ、結構じんわりと辛さがきます。


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ガドガド。
茹で野菜にピーナッツソースがたっぷりかかったもの。ここではきれいな盛り付けになっていますが、通常は和え物として供されるメニューです。

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Satey Ayam(インドネシア風焼きとり)
香ばしく焼いた焼き鳥にたっぷりとピーナッツソースをかけて…うーんたまらん。


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Nasi Goreng(インドネシア風チャーハン)
味は美味しいけど、長粒米でなかったのがとても残念。ナシゴレンはシーズニングが日本でも買えますし、家で長粒米で作ろう。

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名前忘れました。Mieなんとか。汁そばです。

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デザート…名前は忘れました。
タピオカミルクのようなものです。名前だけでなく味の詳細も忘れたことに気づきました。なじみやすいアジアンデザートです。

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〆はバリコーヒーとトラジャコーヒー。
バリコーヒーは粉に直接湯を注ぎ、粉が沈んだタイミングで飲みます。香ばしく、麦茶のように軽い味。ビンタンビールといい、南国ではこれくらいあっさりしている方が水分補給には良いのかもしれませんね。

これらプラス、ワインのデキャンタを頼んで13000円ほど。バリの価格を思えば高いですが、満足です。また暖かく(暑く?)なったら行きたいと思います。
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2012年07月13日

遠方からのたびびとを迎えて LUIDA'S BAR 再び

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7月11日はDQ9発売から2周年だったようで。来月にはXが発売されますから、シリーズ10作ともなると毎月のように何作目かの誕生日を迎える事になるわけですね。

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「ルイーダの酒場」への訪問はちょうど1年ぶり位でした。休日75分入れ替え制であった前回とは違い、今回は平日仕事帰りに寄ったのですが、相変わらず混んでましたね〜。

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ディスプレイの見せ方も以前と同じく趣向が凝らされていて、DQの世界観を盛り上げる。

今は発売から日が浅い、「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」のキャンペーンを行っています。これにちなんだメニューを食べるとクジが引けて、関連グッズが当たるというこのキャンペーン。なんとソフトまで当たるというのではりきって挑戦したのですが、もちろんヒキの悪い私がそんなものを当てられる訳もなく、「冒険の書」の押印スタンプ+1個という写真も撮れないような地味なもん…orz

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キャンペーンメニュー「テリーのテリヤキバーガー 〜わたぼうを連れて〜
バンズは大きく高さもある、グルメバーガーばりのかなり大きなバーガーですよ。ポテサラでわたぼうを表現。四角いキューブ状の赤いものは、ゼリーのような食感でしたが、最後まで何でできているか分かりませんでした。

さてさて、他のメニューはというと、

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丸ごとやくそうのバーニャカウダ
やくそうに見たててあるのはルッコラではなく若いほうれん草の葉みたいなくせのないもの。やくそうもバーニャカウダにするとにんにくの味しかせず食べやすいですね。

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マドハンドのキーマカレー
前回は別パーティーのお皿を撮影したのですが、今回は自分で食べてみたくてオーダー。ひよこ豆が入った欧風のカレーです。マドハンドを食べる時うっかり食べこぼしたんで、指二本床に落としてしまいました(((((°Д°;)))))

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ズッキーニャのピクルス
「倒したばかりなので消えないうちにお召し上がり下さい!」とのこと。ズッキーニャは意外と小さい。もっと食べたい。

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ふしぎな木の実の盛り合わせ
右からラックの種、すばやさの種、ふしぎな木の実…だったと思います。こんなにステータスアップの種を一度に食べることもないね(笑

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このばくだん岩も食べたかったんだけどな〜、揚げ衣にカシューナッツだのなんだのがごろごろしていて、いかにもカロリーが高そうなシロモノ!次行った時に挑戦したいと思います。

ドリンクメニュー。
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ザオリクーラー(右)とライオンのハイボール・ジンジャー(左)
ザオリクーラーは赤ワインベースのサングリアのようなカクテル。十字架にあしらわれたストローが凝ってます。ライアンのハイボールはジンジャーエールが入っていて甘めで飲みやすい味。

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パルプンテウォッカ(右)
パルプンテーと唱えながら注ぎ入れるアレですよ。
前回頼んで「オロナミンC」みたいな味だと感じたモノ。今回知ったんですが、これにはレッドブルが入っているんですね。レッドブル単体を初めて飲んだのは最近のことなんですが、この時には既に飲んでいたんですねー(驚

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メダパニックボール(左)
ロゼ・スパークリングワインにテキーラボール入り…これも前回に目にしているのですが、このとぅるんとぅるんのボールがどんな味なのか気になったままだったのでオーダー。持ち上げてもついてくるくらいの強度を持ったゼリー状の球…味はフルーツゼリーのようなものでした。固めのゼリー。

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スパークイオナズン(右)とやくソーダ(左)
お口ではじけるキャンディがあしらわれた、強烈な破壊力をほこるイオナズンですが、ジンジャーエールが入っているので飲みやすそうです。
やくソーダはキウイフルーツの入ったノンアルコール・ショートカクテルですね。やくそうと定義されるものはHP回復の燃料になるようなもので、きっと一種類じゃないんですね(笑

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ところで今回LUIDAに行ったのは、宇都宮から上京された方を歓迎するためでした。あれ?でも自ら餃子の街に住んでいることをアイデンティティとされていたはずなのに…w なんでも、都内の会社に転職されたそうで、一部の方からは「お下げが似合う」と評判だとか。まあ、私はお下げ姿を見たことはないのですが…(笑


平日で混雑しなければ時間制限なしで店に居座れるのですが、この日は結局あとに来た方がいるとのことで、LUIDA様に追い出されるように退散(笑 なんというか、前回も思いましたが「メイドカフェの亜種」って感じですねココは。店員さんのホスピタリティが雰囲気を盛り上げる重要な要素ですしね。

しかし、ドラクエ交響曲に凝った装飾品の展示などドラクエの世界観がよく再現されていて、不思議な居心地の良さがあるんですよね。子連れで来店しているパーティーもよく見かけますが、目が輝いているもんね。

DQXが出たらまたしばらく混みそうだし、新作と新作の間の時期、金曜日以外の平日に行くのがゆっくりできるコツかも。

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そして家に帰った私の手元には、おや、なぜかこんなものが…?


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2012年07月08日

スカイツリーを巡って、記憶に残る屋形船飲み放題クルーズ

仕事帰りに打ち上げを兼ねて屋形船に乗ろう!という企画が持ち上がりまして、つい先日行ってきました。

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乗船場は月島と勝どきの間に位置する場所でした。勝どきから歩いて行ったのですが、月島方面から来たら、もんじゃ街を通ることになるのでより一層気分は盛り上がったでしょうね。

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こちらが今回お世話になった「あら川丸」の乗船場。といってもフェリーのそれとは激しく雰囲気が違います。こぢんまりとしていて、昔ながらで、オリエンタル。

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クルーズの始まり。船はかなりのスピードで飛ばします。

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前菜の数々。

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これは築地にお店がある「アニー伊藤(テリー伊藤の兄)のお店」の卵焼き。TV番組(サンジャポ)でよく目にしていた時期がありましたが、食べたのは初めて。しっとりしていてほんのり甘くてふわっとしてる。元々卵焼きは好きな方ですが、もっと食べたい…と後をひきます。

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さて、今この地区を往来するならやはり見所はスカイツリーです。最初遠めに見えますが、だんだん近づいていく航路を取るようです。往路、浅草にはアサヒビールの有名すぎるビルがありますが、ここを通過する時にほんの2秒ですが楽しめる光景があるといいます。カメラはその貴重な瞬間を捉えた…!

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ビルの側面に映ったスカイツリーです。例えて言えば「逆さ富士」のようなものでしょうか。ビル表面がツルっとしていますから、その姿も綺麗に映える。

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船はスカイツリーのすぐそばでしばらく停泊。宴会場の上にはデッキがあって登れるようになっています。遮るものがない絶好の撮影スポットがこんなところに!今回持っていったのはNikon D7000に35mmF1.8レンズ一択だったのですが、画角はばっちりでした(笑


20分ほども停泊したでしょうか。「天ぷらが揚がりましたよ〜」の声に誘われて宴会場に降りると揚げたての天ぷらが振舞われていました。

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えびに、

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アナゴとキスかな。ぷっくりしていてこれも美味しい。他にも野菜天がさつまいも・カボチャ・ピーマン。ほっくりだったり瑞々しかったり…美味しいわ〜。揚げたての天ぷらを食べたのは年単位で久しぶりでした。3年ぶりくらい?


料理が全部出終わったころ、船は帰途につきます。こちらの盛り上がりも終盤です。一人ずつのメッセージや、花束の贈呈など…こういうシチュエーションなら一際記憶に残ることでしょう。

行程は2時間半くらい。カラオケ設備なんかも用意されていたみたいだけど、そんな盛り上げアイテムは出番がないくらい楽しめました。料理、飲み物、クルーズ込み、今回は貸切で一人1万円でした。安くはないですが、今回は記念にもなりましたし、スカイツリーの写真もたくさん撮れたのでよかったです。
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2012年06月20日

渋谷ヒカリエShinQs×ELLE A TABLEのコラボで有名デリが出店

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6月14日から27日までの日程で、都内の有名デリが渋谷ヒカリエ ShinQsの地下2階に下の4店が出店しています。

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リストランテ・アクアパッツア
○パン・オ・フゥ
OGINO
ル・コルドン・ブルー


池尻大橋のレストランを利用したことはないものの、代官山のデリはに行ってお気に入りの「OGINO」が出店しているとあって買ってきてみました。代官山はちょっと行きにくいから、渋谷の臨時出店はありがたいです。

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オージービーフのパテはとてもスパイシーでジューシー。オージービーフってこんなに美味しかったっけ?という新鮮な驚きです。そして500gのたっぷりサイズは前菜でなくメインになるほどの存在感。

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フロマージュテットは名前を聞いただけだとチーズのように思えますが、実際は豚の頭や豚タンなどのゼリー寄せです。食感の違いとタンの風味を楽しむものだね。これは一人一切れ欲しい。

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鴨のコンフィは、レンジで温めてからフライパンで焼いて焦げ目をつけてください、とのこと。これはうちの今晩のおかず(笑

肉々しいものばかりで、思わず赤ワインを開けてしまったのですが、レストランの味で家飲みってのはサイコーだね!なんたって酔っ払ったあと家に帰る必要がないからね…(そこ? OGINOのレストラン自体、予約は2ヶ月待ちの状態だというから、その点からもTo Goが可能なのはありがたいことです。


残念なのはOGINOの出店が今日までだということですね。明日から会期終了まではル・コルドン・ブルーが入れ替わりで出店するようです。また代官山まで赴かなくてはですな。
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2012年04月24日

今月2回目のターブルOGINO

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エル・ア・ターブル5月号にも掲載されていたデリ「ターブルOGINO」が良かった!という話だけ書いた記憶があるのですが、良すぎたため月内にリピートしてしまいました。


こうしたデリテイクアウト系よりもレストラン派の相方が「今日の夕飯はターブルOGINO!」と鼻息を荒くしていたので、珍しいなぁと思いながらも、キッシュの美味しさなどを思い浮かべる。

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東急沿線で配布されているフリーペーパー「SALUS」の今月号でも、ターブルOGINOが編集長のお気に入りということでピックアップされていたので、まさに今旬なデリですね。

で、その記事を読んで知ったのですが、メニューはその日に仕入れた食材から考えるのだとのこと。もちろん、パテ・ド・カンパーニュのようなスペシャリテは常にお店にあるようですが、これには驚きました。

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果たして…確かに先日、2週間ほど前に訪れた時とはメニューが全く違いました。サラダ、メイン、スイーツ。お気に入りのメニューが行った時にない可能性もありますが、そういうことも含めていつ来ても楽しませてくれそう。


今回買ったものは、

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パテ・ド・カンパーニュ(左)。
OGINOのスペシャリテ。味と食べごたえは保証付き。デリでも通販でも買っているけど、毎度欠かさず買っていますね。

ホロホロ鳥とアーモンドのテリーヌ(右)。
パテドカンパーニュに比べると脂肪分が少なく、アーモンドでコクと食感がプラスされているのかな。グリーンペッパーも粒ごと丸のまま入っているので、肉の癖は強めなのかもしれませんね。

紫キャベツ、レンズ豆…他、のベジサラダ。四角いお皿やパテに合わせて2ヶ所に盛りつけます。やや酸味あり、シャキシャキした食感。なんだろう、ぴりっとした辛みを感じます。

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これは確か鹿肉の煮込みハンバーグ。つなぎなしALL肉!でガツンと来ることに思わず「牛100%って感じだね!」と口走ったら、「うん、それ鹿肉だけど…」と即座に訂正されました。

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フォアグラのコンフィ。ポルト酒などで少し甘めな味付けになっています。これが、上質なクリームのように滑らかで、白ワインのアテにピッタリ。手にすっぽりと収まる小さなサイズで980円と安くはないですが、お金をかけただけの贅沢さは味わえます。

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桜のダックワーズ。和テイストである点はシュシュクルと同じで、バタークリームとさくらあん(?)がサンドされています。ビジュアルに左右されるのか、どことなくマカロンのようにも感じられます。

これで全部で3360円。外食するか、デリで買って帰るか、ピザでもとるか。夕飯へのお金のかけ方は人それぞれ、場合によりけり。ただ、家でゆっくり洋酒飲みであれば、デリは心強い味方であるなぁ…と思いながら酔いに負けて早々に寝入り、余韻もなにもなく夜は更けていくのでした。
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2012年01月24日

ベトナム料理を識る-蒲田のベトナム料理屋「ミ・レイ」

いつから何をきっかけに始まったかもう忘却してしまった「なつげB級グルメの会」。今回はちょっと毛色が変わり蒲田にあるベトナム料理店の「ミ・レイ」に突撃です。
*過去記事はこちら
四谷の行列店「たん焼き 忍」でプチオフ
恒例?B級グルメへたれゲーマーの会(その1:池袋ナンジャタウン餃子スタジアム)
恒例?B級グルメへたれゲーマーの会(その2:LUIDA'S BAR)



蒲田という場所は、実は普段はほとんど来る機会がないのですが、ある平日にたまたま蒲田付近の顧客を訪ねていて、さあランチどこで食べよ?と検索したら、周辺にとても評価の高いベトナム料理屋さんがあったのですごぉく気になったのです。しかし残念ながらそのお店はランチ営業をしていなかったため、その日はギョウザに変更となり(全然ちゃうやん)、後日プライベートな機会に出直すことにしました。

そして、それからどれだけ経ったんでしょうね、たぶん1年半くらい?やっと行く機会を掴みました。なつメンバを巻き添えにしてね…。hideさんはパクチー嫌いらしいんだが(私もあまり得意ではない)、一体どうなることやら。

なんでも、予約が取りにくいお店だと聞いていたので、ドキドキしていたのですが、1週間前の週末に日曜日の予約を取ることができました。ただし17時から19時までの時間限定。それでもいよいよ行けることになったのだから文句は言えない。

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ロケーションは、細い路地の向かい三軒がいわゆるラブホという絶好の場所。駅前商店街を抜けてすぐのとこなのにね。下は韓国料理屋さん。店は開店直後からほぼ満員。ウワサに違わぬ人気のようです。


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めにうは写真入りでぎっしりと並んでいます。サラダや前菜類で目についたのは600円台が多く、メインが大皿で2000円弱、主食は1200円くらいといったところかな。値段に比して盛りは良い印象。ここら辺も人気の理由の一つでしょうか。

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ベトナムの地ビールであるらしい「バーバーバー」は普通においしいピルスナー。

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海老の生春巻きと肉の生春巻き。添えられた付けだれは、一つがニョクマム(ナンプラー、魚醤などとも)に、しょうが、鷹の爪、甘味(ハチミツ?)。酢も少し入ってるのかな?かなり甘めです。甘くてしっかり辛い。くせになるねーこれ。生春巻き自体はそれほど目新しいものではないから、やはり話題の中心は「つけだれに何が入っているか」。話題をさらうほどたれが美味しかったともいえる。もう一つは八丁味噌のような甜麺醤のような甘味噌をベースにピーナツなどが混ぜられたもの。

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オーダー的にはこれが青パパイヤのサラダなんだけど、これどこにパパイヤが入ってるかわからなかった。直前でオーダー変えたっけ?誰かおすえて。
写真でもわかるようにパクチーがたっぷり…。でもね、今回初めてパクチーがおいしいなって思ったの。料理に合うし、クセが以前食べた物よりない気がして。

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エビチップス。これは乾かしたものを揚げたてで出してます。以前中華街で乾燥ものを買ったら、揚げるとすごく膨れるもんでなかなか減らなかった記憶が。確か5年くらいもったんじゃないかな…(爆

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水餃子。つるんと皮が薄くて、一般的な水餃子とはちょっと違う。これに添えられているハムのようなものがベトナムソーセージ。ソーセージというよりは見た目はハムに近いですね。何が主原料なんだろう…鶏肉と魚かな。あっさりとしてます。

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ミックスグリル。エビのパリパリあげと海老しんじょとたっぷりの付け合わせ野菜。
野菜はハーブ系がほとんどですね。スペアミント、ふんかい(?日本でいうセリっぽい野菜らしいが味わいはもっと清涼感があるしそのようなものに近いように感じる)、バジル、しそ、パクチー、きゅうり、サニーレタス。

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乾いたライスペーパーが添えられて来るので、これを霧吹きで戻してから自分で巻いていただきます。どうしてそんな手間かけるのだろう?と思ったけど、戻して出したら乾いてくっついちゃいますからね。


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表から見てキレイにみえるように、バジルを裏返しに配し、具を置く順番にもこだわったあおばさんの会心作です。

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空心菜の炒め物。ごま油でニンニクとともに空心菜を炒めたものですね。中華料理でよく供されるものと同じです。クセがなく程よい塩加減。

彩りにも赤唐辛子が添えてあって、イケるかなーと何の気なしに食べたらもう辛いのなんのって!!辛いというか痛いですね。次の一品が出てくるまで持続しましたよ。あおばさんも果敢に挑戦、男性陣は手を出さず。女性の方が勇気あるね(てか、無謀?)。

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焼き肉ご飯。ライスにはジャスミンライスが使われているのでパラパラっと美味しい&食べやすい。お好みでとテーブルにおかれたニョクマムをだばだばかけてびたびたにして食べるとなおよし。

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何か(忘却)とレモングラスのビーフン…てっきり炒め物かと思ったら、汁だくだくで出てきたので途中までフォーと勘違いして食べていましたorz 上に牛肉が乗っていてちょい辛。野菜が別添で出てくるので、乗せてしんなりしたら食べごろ。

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牛肉のフォー。こちらは間違いなくフォーです。平たくて薄目の米粉麺で切れやすい。こちらも少し辛かった。

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デザートにはバナナぜんざいとベトナム風お汁粉。これは温かく供されてびっくりです。ココナツの風味が強いですね。かなり甘さは強くて、シロップを舐めているよう。お汁粉に乗っている団子はショウガ風味の黄身あんが包まれています。

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デザートにはベトナムコーヒーを。一人用のドリップ式で配られるんですね。中はごく細かく挽いた粉です。インドネシアやトルコなども細かく挽いたものにお湯を注ぐ形式だった記憶があります。ただし、粉はカップの底に沈んだままで濾す作業はなかった気がします。


ベトナムに行ったことがないので事前にベトナム料理の知識を入れていったのですが(ああ素晴らしきWikipedia)、特徴としては香草類を多く使用し、地理的に近い中華料理の影響を色濃く受けている…とのことで、今回のミレイではまさにその通りであったと感じました。

それだけでなく、バジル、レモングラスなどの香草・ハーブ類を多用すること、味の決め手がニョクマム(魚醤)であることやデザートの構成からは東南アジアのエッセンスも感じられます。ところどころに使われているピーナツもいいアクセント。コーヒーの美味しさはフランスの影響ですかね。


今回のミレイ訪問…確かに評判通りとても美味しかった。でもそれだけではなく、漠然としていたベトナム料理というカテゴリーが整理され、家でも「それっぽい味」を再現して楽しめるのでは…と思えてきたのでした。しばらくはニョクマムが恋しい状態が続きそうです。

ミ・レイベトナム料理 / 蒲田駅京急蒲田駅蓮沼駅

夜総合点★★★★ 4.0

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2011年10月03日

billsお台場にふわふわほっとけーきを求めて

つい1ヶ月ほど前にTwitterでその存在を知った「bills」。つぶやきを見ていると「ホットケーキ」や「世界一の朝食」が有名らしい。調べてみると七里ケ浜が1号店、横浜赤レンガ倉庫が2号店、そしてお台場のデックス東京ビーチが3号店であるとな。で、友人に話をふるとことごとく、

「知ってるよ」「行ったことあるよ」「おいしいよね」

…いや知らんのよほんとに。そんなに有名店だったの?ここ半年ホットケーキに片足をつっこんでいておいしいホットケーキを出すカフェを地味に調べていたのに、全くアンテナに引っかからなかったことにびっくりだ。

ですからなんだかちょっとくやしかったので、チビに「しろくまちゃんのほっとけーき」Tシャツを着せ、行ってきましたよお台場に。ANAインターコンチネンタル東京(赤坂)から朝イチに駆けつけようと思ったら、あまりに寝心地がよかったので出遅れた。

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10時15分頃ついたら既に行列。ウェイティングリストに名乗ると、1時間待ちであるとのこと。デックス物販店舗の開店時間は11時なので、施設内に入るに入れずODAIBAの景色を激写するなどしてひまつぶし。


戻り時間にはすんなり店内に入れました。意外と広い店内です。お子さま連れがとても多いですねー。キッズメニューがあるから待ち時間を上手に調整すれば入りやすいのかもしれませんね。

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しかしメニューを見ても世界一の朝食はわからんぞ。だって「世界一」なんて書いてないんだモン。おかずはてきとうに食べたいものを頼むことにします。あとは、ホットケーキだよね。豪Pから「各皿ボリュームがあるから1人1皿頼んでシェアするのが良い」と聞いていたので、それだけは気をつけてオーダー。

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パイナップル、キウイフルーツ、ミントのスムージー700円。
朝はこういうサッパリしたのがいいよね。奥に見えるのはフレッシュオレンジジュース700円。生絞りのようで酸味が効いていてさわやかな味。

ホットケーキがおかずより先にきました。

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リコッタパンケーキ w/フレッシュバナナ、ハニーコームバター 1400円。
なにやらバターが柔くすぐに滑り落ちてしまったため、頂上に乗せなおして撮影。見るからにふわふわでバターとの相性も良さそう。甘みはそんなにないので一緒に出てくるシロップをべたべたにかけて食す。

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チーズの香りもふんわりと漂いますが、断面で確かにリコッタチーズがそのまま生地に混ぜられているということがわかります。これがふわふわのもとかな。

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ほっとけーきTシャツを着てるとなんだか「ともぐい」みたいだね。

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スイートコーンフリッター w/ローストトマト、ほうれん草、ベーコン、アヴォカドサルサ 1400円。
西洋朝食お好み焼きといった体裁。とてもおいしいし盛りつけもおしゃれで上品なのですが、これは2人でシェアするのは物足りないかなー。世界一…はスクランブルエッグの方だねきっと。

駐車場が2時間無料になる5千円には数百円足りなかったので、超過代500円/1時間を支払う。考えてみたらちょうど待った時間分だった。もしかしたらあと1品頼んだらもっと幸せになれたのかもしれない。

bills お台場カフェ / お台場海浜公園駅東京テレポート駅台場駅

昼総合点★★★☆☆ 3.0

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2011年02月23日

タカノフルーツパーラーでいちご3種食べ比べ「旬果デザートを楽しむ会」

クリスマスケーキの時期は実質国内産イチゴの解禁シーズンでもあります。そこから約半年にも及ぶ「イチゴの季節」がスタートするのです。


タカノフルーツパーラー地下鉄駅ビル店(小田急メトロ食堂街)では「旬果デザートを楽しむ会」として3種類の品種のイチゴを食べ比べるコースを期間を極限定して2310円で提供しています。2月16日〜25日の平日のみ、時間は午前11時〜12時および18時〜19時半の各回10名限定です。2日前までに要予約。


あまおうの存在に気づいて以来5年来のイチゴ好き(短いなぁ)である私は、絶対行きたいと思いながらスケジュールを調整し・・・期間中たまたまぽっかりできた時間に行くことができました。本当にイチゴづくしで、行って良かったわぁ。2310円分のイチゴパックを買って帰るという選択肢も当然あるわけなのですがね・・・。


コースの内容です。

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・3種苺のスープ
・ポークシチュー
・3種苺の盛り合わせ
・3種苺のデザートプレート
・苺のシャーベット
・コーヒー又は紅茶

とにかく苺を食わせたろうという気概を感じてコーフンします。

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今回使用された苺の種類はこの中から、紅ほっぺ、とちおとめ、あまおうの3種類。
ひのしずくは、ガイダンスが正しければ今回は使われていなかったはずなのですが、なんでしょうね。3種類じゃスペース上バランスが悪かったかな。

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3種苺のスープ
前述の3種(紅ほっぺ、とちおとめ、あまおう)のスープ、というよりピュレですね。ほんの少しガムシロップで甘みをプラス。甘すぎず酸っぱすぎず、苺の自然な甘さを生かした甘さに調節されています。上に乗った苺は右から紅ほっぺ、とちおとめ、あまおう。

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ポークシチュー
メインディッシュです。パンが添えてありシチューの底にはショートパスタ。こんなにちゃんとした食事になっているとは思わなかった。そしてここにもイチゴ添えのサラダがあり、予想していなかった小鉢に感激。ポークシチューは洋食屋の味ですね。トマトベースでよく煮込まれててホッとする味。これを嫌いっていう人は・・・あんまりいないんじゃないかしら。

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小鉢アップ。ビネガー風味の野菜サラダに、やはり3種の苺が(右から紅ほっぺ、とちおとめ、あまおう)。

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3種苺のデザートプレート
右から紅ほっぺ、とちおとめ、あまおう。そして嬉しい誤算がここにもまた。イチゴの奥のデザートは、それぞれ手前の種類のイチゴを使って作られたもの。

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紅ほっぺ×ミルフィーユ

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とちおとめ×トライフル

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あまおう×ミルクレープ

3種の苺の違いは、

紅ほっぺ
酸味も強いが甘みはもっと強い。そして何よりもみずみずしくて、ぱっと果汁があふれ出てくる感覚が良いです。

とちおとめ
甘みよりも酸味を強く感じます。見目は大きいし中までしっかり赤くて中空もないので装飾にも良い・・・というのでトライフル(ショートケーキ)なのかな。

あまおう
スーパーなどでも好んで買っていた品種で、イチゴ開眼のきっかけになったものです。酸味が少ないため甘さが目立つのですが、若干水っぽい(薄い)ように感じるときもあります。

今回の食べ比べではこうでした。生産者や育て方によっても違いが出るでしょうから一概には言えないと思いますが、食べ比べた中では「紅ほっぺ」が一番バランスが取れていて美味しかったです。最近注目されている品種とのことでスーパーでもたまに見かけることがありますが、それにも納得です。

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苺のシャーベット
これも3種のイチゴを使用したもの。ピュレ同様最低限の甘みづけに抑えられているように思います。イチゴが濃くてこのコースの締めくくりにはふさわしいでしょう。


絶対的な評価を下すことはなかなか味利きでなければ難しいと思いますが、こうして何種類か食べ比べて相対的な評価をすることはそれよりは簡単です。基本は生でそのまま、パックを買ってくれば自宅でもできることだと思いますが、フルーツ屋さんの提供する「旬果」の会で目にも楽しい形でいただくのも・・・何て言うんでしょう、風流、なのかしら。コスパとしてはトントンかなと思いますが、すごく楽しい時間が過ごせました。


すっかりイチゴの虜になった私の興味はあらぬ方向に・・・イチゴってものすごく種類が多いですよね。今回食べたイチゴがどの品種に由来するのか、イチゴの開発、遺伝子の解析は・・・など普段は役に立たないけど、いつか役に立つかもしれない情報はまた次回に。
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2011年01月12日

重厚でクラシカルな空間に暫し身を委ねる レストランひらまつ@広尾

一階がギャラリーで一見したところではフランス料理屋とは思えない作りが、何か特別な用事ごとには最適。この日も何組か結婚式の打ち合わせと思われるカップルがギャラリーで談笑していました。

本日の訪問は広尾のレストランひらまつ。今や複数ブランドで日本全国に系列店を持つ、ミシュラン星総計数7つという驚異的なレストラングループ。前菜、魚、肉と揃ったJ.Hennerコースをいただきます。

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アミューズはカボチャの温かいスープに白トリュフの香りをつけたアイス。トッピングが爪の先ほどに割った栗。温かいスープにアイスクリームをトッピングしたスープはひらまつの定番ですが、トリュフの香り高く、単調な味になりがちなカボチャに良いスパイスです。

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フォアグラのキャベツ包みトリュフソース
基本のメニューに前菜のこの品だけ入れ替えて頂きました。ひらまつ亭の頃からのスペシャリテ。フォアグラのソテーに黒トリュフを忍ばせて、ちりめんキャベツで包みます。このレストランのこの品を食べたいと強く印象づける、素晴らしい一品です(私がこの手のフォアグラに目がないということもありますが)。

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ハーブのクルートをのせたスズキのオーブン焼き ヴェルモット風味のムースリーヌソース
スズキのポワレにバジルを中心としたハーブと黒オリーブのペーストを乗せて。ヴェルモットとはハーブ風味のワインのことですが、クルートとも、それほどハーブ風味はキツくなくまろやか。ジャガイモやベーコン、パセリとも合わせられた、バター風味豊かな一品。

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鶉のパイ包み焼き 赤ワインの香り漂うグリーンソース
うずらのミンチのパイ包み焼き。冬に楽しいジビエのミートパイ仕立てといったところですね。描かれた2種類の線は、赤ワインと香草ソース。うずらはスパイスで香りを消してあり、臭みやクセは全くなし。柔らかくて食べやすい肉団子です。

ワインですが、白はブルゴーニュで食事に合うワインでということでお任せしたところ、2006年のPouilly-Fuisse、赤はボルドーで2004年のChateau Lagrangeでした。

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この先はデザートですが、その前にチーズの盛り合わせをしっかりと食べます。ここまでランチであるからか、まだお腹には余裕がありました。盛り合わせはよく熟したウォッシュ(エポワス)、ミモレット、ブリーは特別仕様でトリュフがサンドされています。それにヤギ乳のチーズが2種類。熟成されてもまだほんのりフレッシュさも感じるものと、周りに灰がまぶされたもの?不思議なことに風味は青カビチーズのよう(ヤギのチーズのことはよくわかりません)。

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洋梨のコンポートとムースリーヌ コーヒーのアイスクリームと共に
洋ナシのコンポートとムースにコーヒーアイス、チョコレートを詰めたチュイールがトッピングされています。ボウルのように深さがありお皿の直径も大きいので、見るからにボリューム満点ですが、甘さが抑えられていて軽いのでぺろりと完食。

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トリュフ、コニャックのガナッシュ、レモンのギモーブ、黒糖のマドレーヌ、マカロンショコラの小菓子です。王道で飾り気のない、お茶うけのためのお菓子だと思います。奇をてらってなくてもいいんです。ひらまつのクラシカルな雰囲気ともよく調和していると思います。

毎回お目見えする金カップ入りのトリュフですが、室温で供されてほにょほにょな食感なのです。冷やすだけではなくお店が一番オススメの温度で出しているのね、と思っていましたが、これはもしかしたら作りたてなのかな…?また機会があったら確認してみようと思います。

重厚で高価そうな調度品や絵画に囲まれて緊張してしまいがちなシチュエーションですが、スタッフの方々の心遣いで本当にくつろぎ安心しておいしい食事をすることができます。結局のところ、これが何度もレストランに通う動機になるのだな、と思い返して物思いに耽るのでした。

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レストランひらまつ 広尾フレンチ / 広尾駅

昼総合点★★★★★ 5.0

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2011年01月02日

新宿伊勢丹の初売りでチャヤマクロビの福袋げと〜♪

かつて私は福袋っちうもんが大好きでね。20代前半、プランタンの福袋を買いに寒空の下徹夜をして並んだのも良い思い出。タイツにパンツ2枚重ね、モンクレールのダウンジャケット、スキー用の帽子…防御は万全だったはずなのにあの底冷えする寒さったら。一睡もできないし、朝ごはんは駅前の吉野家。……いや!もうあんな寒い思いしたくないす。

でもやっぱり好きなお店の初売りっていうと行ってみたいものですよね……そう、新宿伊勢丹です。もちろん、開店前から並んだりはしませんが。

予想通りセールや福袋では大混雑。しかし不思議なことに、普段混んでいるHERMESは人がまばら。真の富裕層は初売りなんてカンケーないんですねきっと。

メガネ、子供服、食品、セールや福袋の恩恵はさっぱり。とりあえず年始の挨拶品など必要最小限のものを買って、昼ごはんを食べようと7階に上がるとここは普段比較的空いてるお店が混んでる。チャヤ(マクロビオティックのレストラン:過去の訪問レビュー)ですら混んでる。ううー、年末年始で体に優しそうな食事が恋しい。

すると予想外なことに、ここでも福袋が売っているのだとな。1000円、3000円、5000円。5000円の中身が開示されてて欲しいものばっかりだったので、

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つい買ってしまったチャヤマクロビ5000円福袋。

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・・・の中身。
有機三年番茶、玄米がゆレトルト2種、マロンケーキ、ざくっとしたグラノーラ。マクロビなので卵、白砂糖、乳製品フリー♪

そして、3675円のディナーコース券が2枚!やだ、これだけで元取れてるじゃないの。絶対行くし。

この日マクロビることはできませんでしたが、後日落ち着いた時に来ることが確定なので、今日のところは満足。思いがけない収穫でした。

その代わりランチをとったのは、バンケットルームに臨時出店していた花の木。ここ、メニューは少ないですけど、空いてるし穴場ですよ。福岡県にあるフレンチレストランだったのね。
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2010年12月30日

ノルウェイの森のワンシーンを体感する−オーベルジュ・ド・リル 東京・六本木

西麻布のフレンチレストラン「オーベルジュ・ド・リル」では12月11日から2011年1月30日の期間限定で、ノルウェイの森をテーマとしたコースメニューを提供しています。作中の会食シーンがこのレストランで撮影された記念です。


件のシーンは永沢さんが外務省登用試験にパスし、その彼女のハツミさん、主人公のワタナベくんとともに3人でお祝いの会食をしに行くという場面。

小説の設定では、「永沢さんの父親が行きつけにしている、麻布の裏手の上品で静かなフランス料理店」。外苑西通りとも六本木通りとも面していない、細い路地に突如現れるこぢんまりとした洋館は、まさしくその設定にぴったり。最寄駅は広尾ではなく六本木になります。

撮影に使われた部屋は個室が並ぶ2階の一番奥。我々はその手前の4人がけテーブルの部屋でした。撮影シーンの部屋は3人がけで使われていましたが、通常6人から、8人はちょっとキツイかな…というくらいの比較的ゆったりとした部屋です。撮影にまつわるエピソードのいくつかを聞くことができたので、それについては後述します。

コースメニューはRouge(赤)とVert(緑)の2種類。上巻の表紙が赤、下巻の表紙が緑であることの他、生と死、静と動…等、反対色での対比はこの小説を象徴しています。今回は品数の多い方、「Vert」を注文。アミューズ、前菜2品、魚料理、肉料理、プレデセール、デセール、コーヒー、小菓子の構成。

このコースを堪能するため映画を観てから行きましたが、映画の半券を持って行けばアペリティフがサービスされます。

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アペリティフで乾杯。POMMERYでした。少し甘くて優しいPOMMERYの口当たりは大好きです。

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プレ・アミューズの3種。ベーコンの乗った小さな薄焼きピザ、スモークしたサーモンとチーズのピュレが詰まったサクサクのプチシュー、キューブ状の一口牛スネ肉衣揚げ。驚きはありませんがPOMMERYのアテにおいしい。

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アミューズ。タルタルサーモンとほうれん草のルーロー 鶉のウフポッシェ。たたいたサーモンの上に、板状に広げたイクラをほうれん草でくるり。ポーチドエッグはかわいらしいうずらの卵を使って。添え物のマヨネーズは自家製で。フレッシュだからか油脂に個性があるためか、主張のある味がします。

前菜から魚料理まで広く楽しむワインには、このレストランがアルザス地方に由来することを意識して、アルザス産リースリング種の幾分ドライ目のものを頼みました。ドメーヌはWeibach、2006年ものです。値段はこのコースと同じくらい。

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また、パンはそば粉とライ麦の2種類。ライ麦は酸味が少なく食べやすい「いつもの」味ですが、そば粉は珍しいですね。

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前菜1品目、野菜のテリーヌ 緑のキャンバス見立て 生ハムとプチトマトの燻製サラダ添え。野菜は15種類、白いキャンバスに緑色の絵の具のように描かれているものはルッコラのソース。ちりめんレタス、ねぎ、ズッキーニ、カリフラワー、ヤングコーン、ブロッコリー、オクラ、いんげん、モロッコいんげん、オリーブ・・・等。こういった野菜のテリーヌが大好きで、バットででも丸ごと買ってたっぷり食べたいくらいなのですが、なかなかそういうわけには行きませんよね。添えてある燻製は生ハムだけかと思いましたが、トマトにもスモーク臭がしっかりついていて目先が変わっている感じがしました。

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前菜2品目。オマール海老と茸のビスク パプリカとブロッコリ2色のピューレと共に。ビスクはオマール海老のスープ、えび味噌と殻のエキスとミルクを合わせたもの。食卓で、お皿の上にビスクが添えられます。写真はビスクがかけられたあと。火が通るか通らないかのオマール海老に、濃厚で海老を濃縮したクリームのようなスープは、難しいこと何にもなし。直球のおいしさです。


さて、魚料理。天然鱸とタラバ蟹のカネロニ仕立て赤と緑の彩り 柑橘の香り。食材は小説でワタナベくんが選択した鱸です。鱸のポワレにシャトーむきされたジャガイモ。鱸にはほうれん草と、トマトとにんじんを合わせて緑と赤の色彩を取り入れたカネロニ(パスタ)…本来は輪状の大きなパスタですが、これは平麺をくるっと巻きつけてカネロニ状に仕立てたものです。ソースには鱸のエキスとグレープフルーツを加えてさっぱり目に。


そして肉料理。シャラン鴨胸肉のロティースパイスの香るペルシヤード フランボワーズのコンポートと温かい隠元を添えて。こちらの食材である鴨は、永沢さんとハツミさんが選んだものです。ペルシヤードとは、パン粉、にんにく、バジル、パセリを合わせたもの。これを鴨の表面につけて焼きます。焼き加減は肉がジューシーなーミディアム。ソースは赤ワイン、鴨のエキス入り。フランボワーズのコンポートは「ノルウェイの森」から北欧を意識したものでしょうか(と相方が反応していました。ベリー系を肉に添えることが多いから…)。

(魚料理と肉料理は、あろうことか写真を撮り忘れていたようです)

肉料理は鴨ですので赤ワインをグラスで。シラー種で重めのものが厚切りの鴨に嬉しい。

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口直しはレモンシャーベット。作中のデザートで登場するものそのまんまストレートです。もちろん、私は残すこともなく全て食べました(笑

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デセールの、灯りに輝らされる二人。キャンドルの明かりに照らされるワタナベくんと直子をがモチーフです。下には ヘーゼルナッツのビスキュイが敷かれ、フロマージュブランの中にはマンダリンオレンジのコンポート。赤黒ベリーで光と影を表しているのでしょうか。


ノルウェイの森らしさは主に色彩で表現。しかしながら、ストーリーにちなんだ食材、メニューへの取り入れ方など、小説を読んだ人達(そう、これは映画もですがぜひ小説を読んでおくべきです)の心を盛りたてるのに十分なメニューでした。せっかく世界に浸るのなら、ハツミさんが着ていた「ミッドナイト・ブルーのワンピース」を着て行こうと思いましたが、残念ながら用立てることができませんでした。

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小菓子とコーヒーで着地です。


食事が終わった後、撮影に使われた部屋を案内してもらいました。横長の部屋で、入って正面に暖炉が、右手に窓があるのですが、撮影の際は窓の外に足場を組んで(2階なのです)撮影をしていたのだとか。永沢さんが正面のカットは窓の外から撮られていたんですね…!

また、窓の外からだけでなく、ワタナベくん側から撮ったカットなど複数カットの撮影が必要だったため、役者さんたちは何皿も何皿も食べさせられるはめになっていたそうです。用意されていたのはお店側の料理でしたから、時々お気遣いで味の違うソースで供されていたという、フィルムには映らない苦労もたくさんあったようです。

オーベルジュドリル自体は開業してからそう年月が経っていないのですが、この建物の前身がジョージアンクラブというやはり一軒家フレンチ。小説のレストランのイメージは、私の中ではクラシカルな雰囲気のものだったので、新しすぎないのはイメージを損なわなくて良かったと思います。ただ、このシーンを読む時にいつも思い出していたのはひらまつ本店の重厚な雰囲気でしたね。この辺りは小説も映画もご存知の方がどう解釈されるのか、機会があったら意見をうかがいたいと思っています。

オーベルジュ・ド・リル トーキョー フレンチ / 六本木駅乃木坂駅麻布十番駅

昼総合点★★★★ 4.0

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2010年12月10日

出前という名のケータリング。すし屋勘六@浜田山

とある人の家を訪問した際(私の家ではない)、たいていのもてなし飯はピザかすし。

それで、すしは下高井戸の旭鮨の出前が定番だったのですが、ある日なんのきっかけだったかはわかりませんが違うお店のものを頼んでもらったらこれが美味い。
で、「これ!ドコの!?」と聞いたらこちら浜田山の「すし屋の勘六」のお寿司だったんですね。口コミ評価がとても高いお店でした。

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メニューの手持ちがなかったので頂いたのですが、出前だとにぎりが1500円、2000円、2500円の3種類。

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今回は4人前くらい、10000円ぴったりで飯台一つに盛ってください、ということで注文。

盛りはそんなに多くないのですが、ネタのバリエーションがものすごく豊か。特に貝類が、あわび、赤貝、ほたて、小柱軍艦、ホッキ貝?、みる貝?(特に貝好きではないので種類判別が不確実)などと幅広いです。前回も貝が充実してるなぁと思ったのですが、やはりデフォルトでそうみたい。ただ、1種類につき1つしか入っていないものが多く、親しい仲だとケンカ、親しくない仲だと遠慮してお見合いしてしまいそう。うにを食べるときなどは気を使いますよね。

大トロに近い中トロは6カンも入ってて、これはケンカ知らず(笑 あと巻物が凝っている。まぐろでもねぎとろでもなくたたいたまぐろ?もう一つがいまいち判別がつかなかったのですがゲソかな、貝かな。うーん、ほぐして食べれば良かったかしら。(でもそれではおごってもらって感じの悪いヤツだ)
すしマスターじゃないので良し悪しの細かい点はわからないし説明もできないのですが、しゃり小さめで味付けがよく、ほぐれかたがちょうど良かったように思います。あとは・・・カウンターで食べるよりCPが良いような気がするのですがどうなんでしょうか。妥当なのかしら。


それに出前ならもちろん就学前の子供だってぜんぜんへっちゃら。
年齢的にまだ生ものはキツいかな・・・と思ったので、火が通ったものということを適当に、ということでお願いしました。
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値段は・・・うーんと、正確にはわかりません。たぶん1000円くらいですかねー。半分に切ってあって親切。

旭鮨に比べるとメニューのバリエーションがなく、椀がついてくるということがないので、両店は使い分けをすると思います。つまり、会食形式できっちり食べたい時は旭鮨、量は多少少なくても同じ値段で内容をよくしたいならすし屋の勘六、というようにね。

すし屋の勘六 寿司 / 浜田山駅西永福駅

夜総合点★★★★ 4.0

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2010年12月03日

人形町散歩〜たいやきに夢破れてぜんざい〜

先日のケルヒャーのイベントの際日本橋に出かけたのですが、以前人形町に住んでいた友人よりここいら界隈は意外と歩いて行動できる、と言っていたことを思い出しました。

そこで思い立って人形町へ。以前食べた「たいやき」が無性に食べたくなったのです。日本橋から東へ歩くこと10分少々でしょうか。歩きやすい靴であれば何の問題もない(当日は足場が悪かったためスニーカーを履いていたのだ)。

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周辺散策したら今半があったよ。そういや人形町今半だし・・・料亭(?)と惣菜販売が別棟であっておどろいた。

しかし肝心のたいやき屋が・・・・・・お店の名前も場所もワカラナイ。おかしいな、行けばわかると思ったんだけどな。連れられて行って並んで買って食べておいしかったので頼りは店構えの記憶だけ・・・なのになんで行けばわかると思うかね?おかしいのはおれだ。なんとかそのお店がたぶん柳屋だろうと思い当たり行くも・・・

閉まってた。

あのね人形町はね!日曜祭日休みのお店が多いから注意した方がいいですよ!
いやぁしかしここのたいやきは薄皮ぱりぱりでおいしいのよ。あとこういう系統で思い浮かぶのは神田達磨吉祥寺の天音ですかね。レトロなポクポクな皮のも悪くはないけど、私の最近の好みは断然こっち。そういやこの前同僚とたいやき談義になって、同僚は「皮がぽってり厚くてふかふかの従来型じゃなきゃヤダ」って言っててちょいショッキングだったんだよね・・・。そこらへんどうなんでしょう皆さんは。

とにかく、気をとりなおして別のお店に行くことにします。
でもねえ、日曜祭日お休みのお店が多いのはイタイ。それでもまだにぎやかな甘酒横町を歩いていたら、ほうじ茶のいい香りが・・・。森乃園というお店でした。そこの2階で甘味やってるというので、昼ご飯ベーグルいっこだけだったし、まっいっかと思って突入。

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調べてみたら「ほうじ茶」には定評があるお店らしく、甘味で席に着くと自動的にほうじ茶が出て来るのはラッキー。店頭で茶っ葉を買うと何グラム入って正確には忘れたけど、大きめの1パッケージが800円だったので、高いなー・・・これならオーサワジャパンの有機三年番茶の方が500円くらいだったからまだ安いわ。という思いが頭をよぎり買えず(ちょっと後悔)。

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ほうじ茶ぜんざい950円をオーダー。
ほうじ茶のおかげか、甘さがさっぱりしていて舌にべっとりとまとわりつくような感覚がない。椀は比較的大ぶりですが、すんなりと食べられます。もう一つ特徴と言えると思うのは、添えられた白玉のくちどけがものすごく良いこと。例えて言うならば・・・お麩のような感じですかね。スッとほぐれるようなね。

しばらく仕事(雑事)がてら、暗くなりかけたのでお店を後にする。そうだ、日本橋の夜景を撮ったら面白いんじゃない?
ケルヒャーは昼のイベントだったのですが、夜景の日本橋写真を撮ることができたのはこんな経緯だったんですね。ホントは上からの構図とかあったらいいなと思って日本橋三越にのぼろうかと目論むも、さすがにそこまでの根性はなかった(笑

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おまけボツ日本橋写真
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2010年11月21日

二子玉の開発途上の地にある新進気鋭のニューオープンイタリアン「エクイリブリオ」

二子玉川にこの夏オープンした新進気鋭のイタリアン、エクイリブリオに行ってきました。

このお店の存在を知ったきっかけは、前述の「ショコラ愛好者クラブ」のショコラパーティ会場となったこと。都合がつかず参加できなかったことと、場所柄とオーナーの思うところが合致したのでしょうか、月2回「子連れ歓迎ランチ日」を設けていらっしゃることからその日を狙って晴れて「家族全員で」ええとこのランチにありつけた、という経緯です。

駅を挟んで反対側は玉川高島屋S.C.があり非常ににぎわっているのですが、エクイリブリオ側はバスロータリーやゲームセンター、古くは二子玉川園からナムコワンダーエッグがあったものの、いわゆる「栄えてなかった側」の土地であったとはジモティの言葉。それが近年東急ハンズが閉店し、riseという新たな大型複合商業施設群へと生まれ変わ・・・

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・・・ろうとしている途中で、まだまだ工事中なのです。東急百貨店S.C.ができるとかできないとか、まだ決まっていないとか。

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それで、何年か後を見越してか超高層マンションも建設され、もう入居も始まっている様子です。ここいらはメディカルモールや民間保育所なども併設されており、その片隅に店を構えているのが「エクイリブリオ」というわけ。

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さて、エクイリブリオ。店内撮影禁止のため記憶力をフル稼働させて内容をインプットします。
コースはランチが5000円のおまかせコース一種類のみ。フレンチイタリアンなのかと思っていたのですが、調理法や皿構成はASO系に比べるとイタリアンに近いかな。食材は日本のものを上手く取り入れた現代風イタリアンでございます。お酒は特にリクエストもない限りは(?)お皿一枚一枚に最適なワインがグラスで提供されます。


【アミューズ】
フォアグラとカラメルがたっぷりと詰まった、一口でいただけるプチシューがビニール袋に梱包された形で供される。梱包を解く手間も楽しいものです。

【アンティパスト】
穴子のフリットにサフランで色づけされたジャガイモのピューレ、セロリの香りをまとった儚い泡。銀杏とバジルの小さな葉が添えられて、皿全体が紅葉したイチョウの様に鮮やか。ソースの苦味を不思議に思いお聞きすると、焦がしバターに穴子の肝が和えられているとのこと。

合わせられるワインはイタリア中部の白。コクがあり色調も濃い目、ふくよかな味です。


【プリモピアット】
春菊のピューレを絡めたタリアテッレ(おそらく生)グリルされ表面がカリッとしたカキが下に、上には同じく白子のグリルが。見た目がジェノベーゼ様だったため意表をつかれました。

ワインはニュージーランド産シャルドネ種を使用した白。キリッと辛口で果実味の残るフレッシュに近いもの。


【セコンドピアット】
1cm程の厚さの三元豚のグリル、季節野菜のグリルとともに。豚は塊肉をグリルして、中まで柔らかく火を通したような作り方のようです。ソースの見た目は黒胡麻ペーストを伸ばしたもののようながらキノコの香りが強く、その正体はトランペットというキノコが主体であるとのこと。

ワインは南イタリアの赤、ミディアムで中辛?お肉のまろやかさと柔らかさにちょうど良い。

【デザート】
半分食感の残ったメロンのスープの上にふんわりチーズとバニラアイス。クリーム状の何かに覆われています。カッフェはカカオニブを散らした食感硬めの生チョコが添えられて。


なお、幼児メニューをお願いしましたら、小さな角切りのカブとほとよく火の通った(白)エビの入った一見コンソメかと見まごうトマトの透明なスープ、肉詰めラビオリのチーズ掛けと思いきや肉ではなく栗のペースト入り、デザートはさすがに大人のものとさして変わらないものでした。子供の好む味付け・・・そして子供の柔軟な思考がどう捉えるのかわかりませんが、常識にとらわれた大人からは意外に思える味わい。これが料金はノーチャージで二度びっくり。


美味しかったのは言うまでもないのですが、どのお皿にも見た目から受ける印象とは違った味わいの細工が仕掛けてあり、皿数以上に楽しんだ感が残りました。街の変遷とともにお店の料理もどのような移り変わりを見せるのか楽しみな、今後もぜひ訪れたい一軒です。


equilibrio イタリアン / 二子玉川駅上野毛駅二子新地駅

昼総合点★★★★ 4.0

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2010年10月18日

デパート内(フレンチ)イタリアンは何かと使い勝手が良い 代官山ASOチェレステ@日本橋

大学の同級生との久しぶりの再会。友人はただ今絶賛育休中のため、たまには息抜きでもとフレンチでランチ会食をすることになりました。でもこの日はね、とってもお日柄が良かったらしく、子連れランチを気兼ねなくできそうなお店はことごとくアウト。住まいやら何やらも考えて最終的にたどり着いたのが「代官山ASOチェレステ日本橋三越店」。デパートに入っているこのお店はレストラン・ウェディングができないからかろうじてセーフだったのよ。

しかしこういうのって「家族ぐるみの付き合い」っていうのかしら。まだ子どもがふにゃふにゃだからなんとも言えんわね。


完全締め切りでない半個室が2室。同じASO系列のボタニカとは違い、お子様歓迎ムードはあまりないけど、それはボタニカがとても恵まれているからそう映るのであって、本来ならばおことわりされないだけでも喜ぶべきことです。ちなみに、リストランテASOはお子様NG。商談(某党の決起集会も開かれていたことがあるとか)用途がたびたびあるため、騒音を立ててはいけないのです。

コースは3500円4800円6000円と3種。友人と会食の時は相手の懐具合・・・いや、どれくらい食に対して出費できるかというポリシーを汲み取らなければなりませんが・・・今回は6000円のコースをチョイス(後で聞いたらちょくちょく夫婦でフレンチに出かけていたみたいで、あんまり心配することなかった)。

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さて、アペリティフ季節のドリンクは「ざくろ」
アルコール入りはスパークリングワイン割り、ノンアルコールはソーダ割り・・・かな。授乳中のママさんはアルコールが飲めないのでありがたし。3vs1でアルコールでは悪いので、私もノンアルコールにしましたよ。

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前菜はフレッシュポルチーニ茸のサラダ(数量限定) コース+1050円
先日の新宿伊勢丹イタリア展で見かけた「生のポルチーニ茸」を大ぶりに切り、惜しげもなくサラダに投入。「ごろごろ」という表現がぴったりなくらいたっぷりとポルチーニを堪能できます。リゾットの味のベースなどだけでなく、ソテーしてもうまみたっぷりです。

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魚介の濃厚なトマトクリームソースを絡めたスパゲッティ 渡りガニのフリット添え
魚介の・・・ということはカニだけに限らないのかな・・・カニミソの風味しかわからず詳細は解析不能。上に乗せられた渡り蟹の、殻というにはあまりにも儚げな「衣」。なんと丸ごと食べられる柔らかさなのでした。

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平目のソテーと小海老のブリック包み揚げのカルピオーネ
ボタニカにも出てきたブリック包み、とうもろこしからできた春巻き様のシートです。これが平目?と見まごう程、肉厚で立派な平目です。カルピオーネ(甘酢漬け)にはたまねぎとにんじんもたっぷりと添えられていて、これがまたおいしくて。

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さつまいものシュトルーデル 紫いものアイスと共に
シュトルーデルは想像していたような皮のしっとりさはなく、このメニューでは薄皮の一枚一枚がパリパリと音を立てて崩れるほど、繊細に包み込まれ焼かれている。


お日柄が良かった上なんだか混みあっていたようで、席を2時間に制限されていたのですが、どうしても収まらず2時間半ほど居座ってしまいました。しかし、移動やお小言などは何もなく、快く見送っていただきました。その節はご迷惑をお掛けしてすみませんでした。


代官山ASO チェレステ 日本橋店イタリアン / 三越前駅日本橋駅新日本橋駅

昼総合点★★★★ 4.0


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2010年10月15日

「厚い」というか「高い」。商店街から離れにある隠れ家的グルメバーガー屋さん Hungry Heaven@上板橋

数あまたあるハンバーガー。大手チェーンだとどこが好きですか?私は他と比べるべくも無くモスバーガー。単価は他より高いですが、どうせ食べるなら少しでも食べごたえのあるものを・・・理想はいわゆる分厚いパティに野菜がたっぶり、思いっきり食べにくい「グルメバーガー」なんですけどね。

この日、幸運にも動線と食べたいものが一致したのがここ「Hugry Heaven」でのランチ。東武東上線の上板橋駅の商店街を一本入って奥の方にあるので、知っていてわざわざ来ないと発見できなさそうな場所です。

メニューは概ね1000円以下が目につきますが・・・ランチタイムはフレンチフライとドリンクがサービスで更にオトク。都心のグルメバーガー屋さんに比べるとCPが高いような気がします。

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お連れさまの「アボカドチーズバーガー1000円」。第一印象は厚っ!というよりも反射的に高っ!と思いましたね。小さめのケーキの直径くらいなら軽くしのぐのではないだろうか。とろけたモッツァレラチーズがなんだかエロティック。(チェダーチーズも選べます)

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ワタクシの「ハングリーへブンバーガー750円」。バーガーメニュー最安ですが、チープさなど微塵も。ちなみにこれにチーズを乗せたハングリーへブンチーズバーガーがこのお店ダントツの人気No.1だそうです。

そして実はこの写真に写っているバーガーソース、デフォルトのオリジナルソースがこの日この時間(2時半くらいだったかな)品切れで、トマトソースがかかっています。オリジナルはもう少しバーベキューソースに近いものだということです。

美味しさはもう見たままです。オリジナルソースでなかったことは残念ですが、たぶんまた行くので大した問題ではないです。フレンチフライはカリカリ系ではなくふにゃっと柔らかい系。個人的にはカリカリ系、もしくはジャガイモを切り出して皮付きそのまま揚げたようなリアル系が好き。

なお、バンズは「鈴木ベーカリー」から購入しているもののようです。鈴木ベーカリーはどうやら近隣のお店のようですが、なぜだか情報は少なくちょっと謎。どうやら昔ながらのパン屋さんのらしいのですが・・・。

ランチのゴールデンタイムはとうに過ぎ、どちらかと言えば分かりにくい場所にあるのに、店内にはちらほらお客さんの姿が見えました。都心はいざ知らずこの辺りはこういったバーガー屋さんは少ない上、贅沢ランチ価格ではないので、わざわざ赴いても食べに行きたいお店です。

Hungry Heaven 上板橋店ハンバーガー / 上板橋駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

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2010年10月14日

クラシカルなぱんやのクラシカルでない内容 みんなのぱんや@東京丸の内

上海灘トランクショーの帰り道、行きに通りかかって思い出し「みんなのぱんや」に寄ってきました。

ここはバゲットレトロドールで有名な「VIRON」の系列のお店。つい1ヶ月ほど前ソロモン流でも放映されていました。VIRONがフランスのパンを再現したものなら、みんなのぱんやは昭和の日本のパン屋さんを再現したものと言え、同じ業態でもテイストは対極。

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メニューリストからもその片鱗がうかがえよう。
昭和のぱんやと比べると少ーし値段は高いような気がするけど・・・。

その内容はと言うと、

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ツナサラダにポテトサラダのコッペパンサンド。これでもか!とずっしり詰めこまれた具はコッペパンが裂けんばかり。「ポテトサラダを買ったらパンもついてきた」という表現の方が正しいかもしれない、もしかしたら(笑 サラダ自体は親しみの持てる「いつもの」味。スライスオニオンがアクセントになっています。

これで双方とも200円台だから驚きの価格設定!お昼ごはんケチっても・・・これ1個かもう一つ菓子パンを買えば十分しのげるかもしれない。コッペパンはかなり甘め。

菓子パン類がこちら。

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雲の形がなつかしいクリームパン。持ち歩いてたら少しつぶれちゃったけど・・・切り口からのぞくクリームの中にはなんとバニラビーンズが。この辺りがクラシカルであってクラシカルでないと思える所以。口どけの良い甘めのパンとの相性も抜群でノックアウト寸前。これ、クリームパンじゃなくて、パン・ア・ラ・クレームと言った方が良いのではないだろうか。もちろんコンセプトに反することはよくわかるのですが。

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あんぱん。ぽってり炊かれたあんこは水分が少なめ、甘さは少し控えめ。こちらはおいしいことには間違いないのですが、クリームパンほどは特徴を出すことが難しかったか。

この4点を買って1000円でおつりがくるのだからたまらない!同じビル内にはVIRONの支店もあるのですが、みんなのぱんで売っているぱんの系統を食べようという気分のとき、VIRONでがっつり買って帰ろう、という気分は起こらなかったのでした。(バゲットレトロドールは別〜〜!)

みんなのぱんや パン / 二重橋前駅東京駅有楽町駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

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2010年10月07日

新宿伊勢丹イタリア展会期2日目の夕刻に潜入した様子

10月5日から11日までの会期で開催されている新宿伊勢丹のイタリア展。じっくり見られなかったけど、会期2日目に30分くらい回ってきたのでそのレビューだよ。


1.混雑

ほどよいにぎわいでした。休日には通路が身動き取れないくらいになることは必至ですから、初日はまた別の事情で混んでいるのかもしれないけれど、やはりこういった催事は平日になんとか時間を捻出して行った方が良いと実感。

売り子さんはまだ不慣れでたどたどしさを感じることがあったけど、落ち着いてあれこれと製品の説明を聞けるのはいいことですね。

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イタリア展2

拡大すれば見えるかしら。出店ブースリスト。
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チョコレートの祭典とは違い、店名だけでは私はわかりません。見る人が見れば価値のある情報かと。

しかし、雑貨とワインのコーナーが一括のレジで、キャッシャーの数はそんなに少なくないから回転は悪くないのだけど、会計に列をなしているのを見て「うっ」と一瞬ヒきましたね。なんとか時間を捻出してきたわけですので。
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思わぬところに仕掛けられたトラップ。


2.購入品

そんな中私が本日購入したものは、

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東京・荻窪「ドラマティコ」のまるごと玉ねぎのグラタン。
丸のままの玉ねぎをオーブンで2時間焼く。その後上面を切り落として芯を抜き、代わりにミートソースを詰める。

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見ただけでおいしそうだとわかる一品。1個が大体200g弱で500-600円といったところです。

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玉ねぎの構成上、外皮に近くなるにつれて皮の歯切れが悪くなるけど、火の通りは外側に近いほど良いためか意外と外皮近くまで無駄が少なく食べられます。あまくてこくがあってうまし。

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甘口のスプマンテ。約1500円。伊勢丹価格じゃないよな・・・。

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ドルチェってネーミングにふさわしい、ねっとりとした甘さ。でも炭酸が入っているからなのか、これが食事に合わせるのになぜか許せてしまうという。ただ単に好みの問題ですかね。

もう一本買いましたが、まだ梱包も解いていないので飲んだら追加します。

今回のイタリア展、フォーカスはエミリア・ロマーニャ地方。ボローニャを擁するイタリア北部の地。広告に出ていたバイヤーいちおしの生ハム「クラテッロ」は単価が高いためか今日のところはブースは暇そう。また、ボローニャはアフリカネッティという素朴な焼き菓子もまだまだ在庫がありそう(・・・つか広告に比べて実物の小ささに驚愕。1個がマカロンくらいで10個入り2520円・・・)。

フランス展ではあまり目に留まらないワインコーナーのにぎわいが目立っていたように感じましたが、おそらく2000−3000円の手頃なワインの品揃えが豊富だからではないでしょうか。1本買うのも重いので2本持って帰るのが限界でしたが、配送を使ってもまとめ買いする価値はあるかもね。

Caves.I 486*60
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2010年10月04日

八雲という立地にあるリーズナブルなビストロ Chouette@都立大学

東急東横線を攻略していたある日、たまには仕事中でもおいしいランチを食べようと車で向かったのがこのお店。フレンチというよりはビストロ的、住宅街にあるこぢんまりとしたシンプルで落ち着いた内装のレストランです。ランチが14時までのところなんとかぎりぎりにたどり着いて滑り込みセーフ。13時40分くらいだったかな。そんなに慌てなくても14時5分前くらいにも4名の団体様がいらしていました。

こちらのランチコースは目黒区八雲という立地にもかかわらず1300円、2000円、3000円ととてもリーズナブル。オーダーした1300円のコースは一口ポタージュ、メイン(魚または肉料理)、デザート、カフェ。2000円になるとサラダ、前菜、ポタージュ、メイン、デザート、カフェと一気にコースらしい構成になります。

本日の魚、一番軽いのはプレートランチはブリの網焼き、2000、3000円のコースのものは赤むつのバルサミコソースでした。

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スープはコーヒーカップでサーヴされるオニオンのポタージュ。量が一口サイズでほんの味見程度であるのも、がっつり食べたいわけではない平日のランチにはふさわしいと感じます。

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メインにはブリの網焼きをオーダー。パプリカ入りのトマトソースをたっぷり、リボン型のパスタ「ファルファッレ」も一緒に和えられているあたりが、いかにも気取らないビストロ的でホッとします。ワンディッシュでバランスがいいのも都合が良いです。

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ここのワンプレートランチで更に嬉しいのは、1300円という価格でデザートまでついてくることですね。バニラアイスに冷たくしたパウンドケーキ。フルーツの入ったパウンドケーキの食感が硬めでまるで「カヌレ」のようなぷりぷりさだったのですが、これはどこかの地方の伝統菓子風なのでしょうか。


ちなみにお連れ様は2000円のコースをお召し上がりでした。フレンチだと違うコースを頼むのはまず御法度ですし、ビストロであってもそれはどうかな・・・と思ったのですが特に問題なくアレンジしていただきました。また、1300円でもそうですが、2000円のコースは品数が多い上、前菜のテリーヌも綺麗でおいしそう・・・さらにリーズナブル感が増していました。

いつになるかはわかりませんが、近くに寄ることがあればまた再訪してもっと皿数の多い方のコースにチャレンジしようと思います。

Chouette フレンチ / 都立大学駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5


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2010年10月02日

密やかな一人ランチを心静かに カッフェ アロマティカ@西新宿五丁目

ぽっかり予定の空いた昼下がりの午後。ターミナル駅に出て無駄遣いをするようなら、心静かに何かおいしいものを食べようと、都会から少し離れにあるこのお店を目指しました。2年ぶり2回目の訪問です。前回訪問はディナーで今回はランチ。前菜、パスタ、カフェで1800円のコースを選択。もう一つはメインがついて2900円のコース。どちらともデザートはエクストラ、プラス800円かかります。


この日はOFFだったので、食前酒にブラッドオレンジのミモザをとる。脱力したい日のランチにアルコール度数弱めのシャンパンカクテルは、緊張を解きほぐすのに最適。厨房を背にした適度な放置感のカウンター席も居心地がよい。



前菜は4種の盛り合わせ。

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【右上から時計回り】
洋梨の生ハム添え
歯ごたえしゃっきりで和梨に近いが実のきめ細かさは洋梨。メロン、いちぢくの生ハム添えにも並ぶ味。こういった甘辛は賛否両論あると思いますが、特に果物の甘みがしっかりしたものは私は好きです。


フォアグラのムース栗の花のはちみつ
栗の花の香りはどんなものかと聞かれればわかりませんが、明らかにそれと思われる華やかなはちみつ以外のアロマを含んでいる。花ごとのはちみつの存在意義を確かめたいと思う品。


鱧のエシャロットビネグレットソース バジルソースとオリーブソース添え
天ぷらタイプのフリットではなく、アランチーニ(イタリア風ライスコロッケ)のようなザラザラとしたサメ肌。ヴィネガーでさっぱりといただけます。鱧は淡白で、イタリアンで食卓に上る他の白身魚同様、シンプルなヴィネグレットソースがよく合います。


戻りがつおに野菜のソース
これも酸味の効いたソースですが、詳細は解析不能。パプリカの風味が強くてシンプル。生魚には特にディルのさわやかさがしっくりくる。


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【パスタ】岩中豚とかぼちゃのローストのパッパルデッレ
ラザニアを2cm位の幅に切った様な平たい手打ちのパスタ。ぷりぷりです。豚はバラ肉の塊をぶつ切りにしてローストしているものですが、ゆでるか何か入念な下処理をしているおかげかほろほろ崩れるので、大ぶりに切って周りをカリカリに焼いたかぼちゃと好対照。たっぷりと盛られたイタリアンパセリが脂のしつこさを中和。


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ほうじ茶のジェラート(コース+800円)
タイミング良くオススメされたので追加。本日のジェラートはほうじ茶。和…。レギュラーメニューの洋梨と赤ワインのジェラートも気になるのですが、和×ジェラートも珍しいと思ったためこちらに。私の意識の中のジェラートのように滑らかでのびがよいもの、というよりはアイスクリームのように濃厚でどちらかといえば切れのよいものでした。カクテルグラス盛りがオシャレ。


ドリンクはカモミールとペパーミント…ホントのところどちらか選択のようだったのですが、粋なお取り計らいにより二つをブレンドしてもらいました。


前菜の栗の花のはちみつに始まりデザートのほうじ茶ジェラート、〆のハーブティまで「aroma」を殊更意識したランチもなかなか珍しい…ただ単に「アロマッティカ」から連想されるものでそちらに気が向いたのかもしれませんが、香りも料理の一部であると感じた遅めのランチでのひと時でした。

カッフェ アロマティカ イタリアン / 西新宿五丁目駅中野坂上駅中野新橋駅

昼総合点★★★★ 4.0

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2010年09月25日

地元野菜を堪能するイタリアンでランチを。VERDURA@東松山

地元野菜を使用しているというこの店「VERDURA」。食の安全や地産地消というマクロビ的な考え方からも「地元野菜」という言葉はとても魅力的に感じます。お店の場所は東武東上線の高坂駅から歩くも、東松山ICも鶴ヶ島ICから車で行くも結構距離がありますが、車で訪問するのがデフォでしょう。

11時半に着いたところ、店頭でシェフがハーブを手摘みしているところに出くわす。フレッシュハーブは手摘みが一番ですね。でも葉っぱの端の方が黒いものを出す訳にはいかないだろうから、管理が大変よね。

また、開店から30分にしてテーブル席の二人がけは満席で、カウンターへのご案内。その後正午まででほぼ満席。東松山マダムとも呼ぶべき小綺麗な格好をした、時間に余裕がありそうな女性連れの姿が目立つ。

私たちは仕事中のランチで訪問。時間がなかったので、前菜、パスタorピザ、パン、ドリンクのプリマヴェーラセット1344円をオーダー。(久しぶりにGR Digital2での撮影です)

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地元野菜をなるべく使ったフレッシュサラダ
セロリ、きゅうり、豆苗、パプリカ、サニーレタス、トマト、紫キャベツ、にんじん…と色とりどりの野菜を発見できて楽しい。その上新鮮で野菜たちがしゃっきりしている。ソースはフルーツが入った甘めのもの。

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地元野菜のトマトソースパスタ
紫キャベツ、ルッコラ、パプリカ、ブロッコリー、カリフラワー、小松菜、アスパラガス、ねぎ…それらがフレッシュなトマトソースの上にどっさり乗っている。トマトソースに野菜をトッピングする必要はないと思うけれど、さぁ、いい素材をご用意しましたので、存分にお召し上がりください、という心意気を感じる。

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お連れのシーザーサラダキノコソースパスタ

ドリンクはプラス105円でシチリア産レモンのスカッシュ。これは皮まで入っているようで、苦味がきいており甘すぎず美味しいです。また、パンはライ麦入りのパンで、軽くトーストして出されます。きめこまやか、ふかふかでおいしい。しかもお代わり自由。

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ライ麦入りのパン

今回オーダーした内容からまとめると、地元密着型創作イタリアンという言葉がしっくり来ます。新鮮な野菜をたくさん、食べやすい味で提供しているお店です。かといってイタリアンから離れているかと言えば、そんなことはない。内容と値段は高すぎず安すぎず、この値段相応のものを提供していると思います。

前菜、パスタ、ドリンクの選択肢がそれぞれ10種類近くあるため、「パスタランチ」であっても選択の余地ができ、さらに雰囲気も居心地も良いので地元で再訪される方が多いのではないでしょうか。ランチ、しかも品数の少ないパスタランチで評価するのも少しためらわれますが、今回訪問した限りにおける正直な感想です。

VERDURA イタリアン / 高坂駅

昼総合点★★★☆☆ 3.0


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2010年09月22日

キーワードは気遣い、大手の余裕。Botanica@六本木ミッドタウン

前の日記で”これも自分であることを認めざるを得ない”展を見てきたことを書きましたが、六本木ミッドタウンに行くからには、とひらまつ系で唯一未攻略であった「Botanica」で昼食をとることに。家を出る直前の予約でしたが、なんとかぎりぎりセーフ。

ひらまつ系はここ数年で子連れへのハードルを下げてくれたので、とてもありがたいです。まあそれでも、震源地としては騒ぎだして迷惑をかけないだろかと気が気ではないのも事実なのですが・・・。

なお、BotanicaはASOブランドの系列なので、フレンチテイストのイタリアンです。
今回は、大人は3990円のMenu B(前菜、パスタorリゾット、魚or肉料理、デザート、ドリンク)を、子供が1260円のBambini A(パスタorリゾット、パン、デザート、オレンジorりんごジュース)を注文。

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【前菜】海の幸のマリネと根セロリの冷たいスープ
ほたて、白身魚などとセロリ風味のクリーム濃厚な冷たいスープ。ディル、イタリアンパセリがクリームの濃厚さに清涼感を与えて、しつこさを抑えます。上に乗っているのは揚げた春雨…中華料理で添えられるものより遥かに繊細で本当に春雨なのかどうかわからないのですが、パリパリを崩してスープに沈めると、スープのとろみが強いお陰かその食感を失わないまま。

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【パスタ】生うにのタリオリーニ カルボナーラ仕立て(コース料金からプラス500円)
前菜がクリームとは思わなかったから系統が見事にかぶりました…。事前に聞いておくべきだった。ムール貝とズッキーニのスパゲッティーニと最後まで悩み抜いた末に(笑)。でもウニが食べたかったから仕方がないのです。カルボナーラとはいっても卵入りではないようで、おそらくウニとクリームが合わさることでカルボナーラ(様)ということなのでしょう。いずれにせよ、ウニもクリームも大好きな身、美味しくないわけがありません。


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【魚料理】鰈のパートブリック包み揚げ 冷たい夏野菜のソースと共に
トウモロコシの薄いクレープ状の生地をまとい揚げられた温かいカレイに、トマト、パプリカ、オクラなどがヴィネガーでマリネされたソースを自分でかけて仕上げる一品。カレイの淡白さを生かしつつ、衣で揚げることで主張もプラスされ、トマトソースにも負けていない。酸味と甘みと旨味。

また、カレイに添えられたルッコラはかなり苦みが強い。ルッコラ セルバーチコ(野生種)でしょうか。

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【子供用パスタ】シーフードと野菜のリゾット
残していたのでちゃっかり味見をしましたが、子供のものだからと言って妥協はないです。米はアルデンテ、多少薄く整えられているものの、しっかりした味。パンチはないですが、大人用でも十分いける。

メインが終わったあたりで、パンを2個ほど平らげた子供の集中力が切れました。
そこでタイミングよく、テラス席への移動を勧められる。こういった「気を遣わせない気遣い」が嬉しいですね。勧められるままに残ったドリンクとデザートは、テラス席にて。

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【子供用デザート】オレンジと巨峰のぶどうのゼリー寄せ
メニュー名があったわけではないので、勝手につけました。ゼリーは自然な甘さに抑えられており、あとは果物だから安心して食べさせられます。

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【デザート】バニラのババロア(?)とマロンアイス

この日はまだまだ真夏の暑さを引きずったような日でしたが、風もあったため快適にゆるゆると午後の時間を過ごす。
テラスには他にも子連れのマダムグループがいて、気兼ねは無用。眼下はミッドタウン内の施設や芝生の広場で視界が良い。ただ、逆のテーブルの中年カップルが二人してタバコをふかしていて、その煙がばっちりストライクで流れてきたことについては不快でした。願わくばもっと席を離して欲しかった。

それを差し引いても、気遣い、料理、コストパフォーマンスと、複合商業施設の良さを最大限に引き出した空間使いは感激モノでした。ぜひまた行きたいレストランです。

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ボタニカ イタリアン / 乃木坂駅六本木駅六本木一丁目駅

昼総合点★★★★ 4.0


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2010年09月21日

四谷の行列店「たん焼き 忍」でプチオフ

シルバーウィーク三連休の初日の夜に降り立った地は四谷。イエスfour valleys。待ち合わせは現地集合、なつゲ時代からのブログ友達あおばさん親子とネットでは消息不明のhideさんとご一緒。あ、hideちゃん一応ブログあったわね。ワタクシココにかけつける前にコップ半分くらい黄色い炭酸でのどを潤しておりまして、酔っぱらうほどではないのだが、少し道に迷って待ち合わせぎりぎりの時間になったのは内緒だ。

今日の目的地は「たん焼き 忍

行列のできる牛タン店です。忍に来たのはこれが初めてではなく、10年ぶりくらいの二度目。今回は同じく超久しぶりの訪問となるあおばさんが予約をしてくれておりましたため、待ち時間は0。待ち覚悟だっただけにありがたいことです。しかし、土曜日の19時からって予約できるんですね。知りませんでした。

牛タンってえと「しゃきっとした歯ごたえ」が定番でしょう。でもココ「たん焼き 忍」のタンはそれだけじゃないんです。

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箸で切れる「ゆでタン」
塩コショーとわさびで味付けはシンプルに。おどろくほど柔らかい。1人前が三切れ。

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これまたとろけそうな「タンシチュー」
ゆでタンがさらっとしたシチューに軽く煮込まれている印象。シチューだけど和がらしできつめの辛さをプラス。

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しっかり歯ごたえ厚切りの「焼きタン」
これは、いわゆる仙台の牛タンですね。厚切りで歯切れが良くてぷりぷり。

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牛タンの付け合わせである白菜のお新香がまたおいしい。唐辛子の姿は見えずとも、ぴりっと辛みがきいている。

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モツ感覚「牛タンどて煮」
どて煮の割には味噌味がきつくなく、牛タンはあくまで柔らかく牛すじ煮のようにとろとろ。

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見た目も美しい「塩だれタン」
スモークサラミのようです。ごはんにもいいけど、やはり酒のつまみに最高でしょうなぁ。

4人で来るとアイテム数が多くとれるからいいよね。10年前は2人で、おデエトに使ったので、塩だれタンなんかは今回初めて食べた。どて煮も初めてだったかな。

しかしおデエトに使ったとはいっても、そういう用途には本来不向きなお店です。相席は当たり前、どのテーブルとも知り合いも行きずりも、肩を寄せ合うようにしてせっせと牛タンを平らげて行きます。牛タン専業飲み屋のような感覚だね。でもこれはこれですごく楽しい。おいしいものをリーズナブルに食べられる証拠のようなもの・・・実際今回は4人でこれと多少つまみを頼んで合計12000円くらいでした。ドリンクをあまり頼まなかったということもあるけど、一人当たり3000円でこれだけの種類を食べられるんだからね。

1年ぶりくらいか、久々の再会だったわけですがネットでやりとりしてるとぜーんぜんそんな感じはしないのが不思議だ。なつゲーもサイト閉鎖して3年半経つのですが、今なおブログだったり、普通のメールだったり、最近ではTwitterを介して未だに交流がある。それどころか、この期に及んで初対面、ということも起こりそうな勢い。

気づけばもう5年来になる気のおけない友人達と、普通においしいものを食べに行った、客観的に見ると「オフ会」的なイベントで始まった連休初日でございました。

たん焼 忍 牛タン / 四谷三丁目駅四ツ谷駅曙橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

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2010年09月10日

大阪に行くならとオススメされたイタリア菓子屋さん、アドリアーノ

アドリアーノ界隈を歩いたときの日記はこちら。
(→四国一周旅行五日目-本州上陸、ってほとんど大阪カフェ歩きやねん

ことの始まりは、ココのお菓子をいただいてから。最近三軒茶屋のやきがしやに出会ってしまい、焼き菓子と言えばやきがしや。で相場が決まっていたのだけど、そのお菓子はおいしかった。

よく聞けば、イタリアのお菓子を作っているドルチェリアだというここアドリアーノ
バール側の入り口とすぐドルチェが買えるドルチェリア側の入り口がある。ドルチェリアに入るとまず目に入ってくるカウンターの上の焼き菓子・・・かわいいハート型のクッキーで「ビスコッティ」と書いてある。


思わずあら、ハートのビスコッティがあるんですね〜と言ったのですが、こうしたクッキーのことを「ビスコッティ」と総称するみたいです。定番の細くて長いものはカントゥッチという名前がついてます。


お店の人に聞いてみたところ、焼菓子はすべてイタリアンであるけれども、生菓子は多少オリジナルのものからはアレンジされているみたい。


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今回購入したものは全部で4つ。

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・ケーク アル マッローネ(パウンドケーキ)
栗の粉が入っている。洋酒の味がかなり目立つ。ナッツが入っていると思ったら栗の実だった。しっとりとおいしい。栗の粉自体がトスカーナ州(フィレンツェの辺り)の名産品であり、このケーキはそこに由来するもの・・・と思われる。

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・ドルチェ ベネゴノ(パウンドケーキ)
ポレンタ粉が入っているためざくざくとした食べごたえ。くるみが入っている。前のものほどではないけど、洋酒の味がきいている。ポレンタ粉のケーキ自体はイタリア料理屋でたまに見かけ好んで食べているが、このように保存がきく形で売られているのは初めて見た。これなら食べたいときにすぐ食べられそうでよいです。ポレンタとは粗挽きのトウモロコシ粉で、イタリア北東部のヴェネト州(ヴェネツィアの辺り)の名物・・・お湯に入れて練り上げて固め、煮込み料理の添え物にしたりもします。

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・スペツィアーティ(クッキー)
アーモンド、レーズンと特徴的なものがトウガラシパウダー!食べた直後は普通なのに・・・なのに食べ進めて行くと、えっ!?と驚くほどトウガラシがきいてくる。小さな子ならば泣かせられるくらいは入っているのではないかな。ほしがる子に「ホラ!オトナが食べるお菓子はこんなにからいのよ!」と言って聞かせるのには都合がいいかも・・・。

という冗談はさておき、スパイシーでパンチがきいていて美味。スパイス入りクッキーは数あまたあれど、唐辛子というのは初めて食べた。調べてみたところ、イタリア南東部、かかとの付近に位置するプーリア州のお菓子みたい。

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・カントゥッチ(クッキー)
日本で俗に言うビスコッティ。若干ソフトな仕上がりで、カプチーノなどに浸さなくても食べやすい。アーモンドがごろごろ入っていてクッキー地との食感の差も楽しい。よくあるものに比べるとやや甘めか。イタリア中部トスカーナ州の名物。

ココのお菓子、うれしいことに通販でも買えるみたいです。こういった郷土色豊かでおいしくて手に入りにくいお菓子は、通販が吉なのかも。

ただ、東京でドルチェつながりで気になっている一軒がガッタイオーラ ドルチ。ここはトスカーナ地方のケーキとワインetc.があるみたいだ。口コミがほとんどないので少々不安なのですが、機会があれば行ってみたいお店。

La Dolceria di Adriano カフェ / 阿波座駅肥後橋駅中之島駅

夜総合点★★★★ 4.0

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2010年09月06日

ポール・ボキューズ大丸東京でカスタマイズランチ

ポール・ボキューズといえばひらまつ系列。ひらまつ系列といえば夏のデザートスペシャリテ、まるごと桃のコンポート!これを夏が終わるまでに一度は食べたくて。ですから、前述のブーツ購入ではなくこっちが訪問の本題とも言えたわけです(系列店はたくさんあるので必ずしも大丸東京のボキューズである必要はないのですが)。


ここのランチコースは2種類。
メインとデザートで1800円、前菜、メイン、デザートで2400円。今回は2400円のコースを選択。

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しかしのっけから食前酒(ミモザ:オレンジジュース+シャンパン)。オトナのファンタオレンジです。

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前菜はガスパチョ。スペイン風の冷製トマトスープ。たまねぎ、きゅうり、セロリの味など…

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添えられたクルトンがまた、軽くて香ばしくておいしい。スープそっちのけでスプーンにクルトンばかり乗せてサクサク・・・。

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ここは極力安く提供するため、パンはコースについてきますがバターは別売り。エシレバター30gが500円。市販品とそんなに変わらない値段なのがうれしい。

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メインに選んだ真鯛。スープ仕立てで深い味。後で見たらメニューがHPで例示されていたのとは違っており、カンペとして見ようと思っていた目論見が外れて正確な料理の名前を覚えていない。かすかに酸味があり・・・

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あ、生姜だ、と思ったこれがかろうじてアーティチョークだったことを認識できたくらい。記憶の限りではアーティチョークをこのようなカタマリで食べるのは初めて。たけのこのような食感、味しみがよくてとても美味。

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白ワイン1本(Chardonnay R Skalli 2007, 4700円)をメインが終わるまでに飲みきれなかったので、コース外ですがとチーズを勧められる。ここまでスープ、魚料理と軽めだったのでお願いすることに。

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シャブリで洗ったウォッシュタイプと36ヶ月熟成ミモレット。2種頼んで1500円。
ウォッシュタイプのチーズはフレンチで食べるに限る。こんな風に、もう、中身がお皿に流れ出してしまうくらい柔らかくなっているものが大好きで、輸入食材店やデパ地下で買えればいいのだけどなかなかこれ、といったものが見つけられないでいる。仮に買えたとしておそらく1個数千円は下らないでしょう。

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そして、(今回の私的メイン)桃のコンポートとキルシュのグラニテ、バニラアイス添え
桃のコンポートはまるまる1個分が供される。桃が旬である今の時期だけの、とっておきのデザート。コンポートもグラニテも甘さは極限まで控えめ、バニラアイスは種の部分にほんのひとさじほど。ここでは桃そのものが主役です。

本来のコースに「桃のコンポート」は選択肢に含まれていないのですが、+500円でお願いできました。

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食後の珈琲も別料金ですが・・・たったの380円ですよ!!ビストロでもこの値段でコーヒーが飲めるところなんて、少なくとも手持ちでは思いつかない。

上記、二人分で1万6千円です。食前酒からワイン開けてチーズ食べて、食後のコーヒーを頼んでこの値段。
プリフィクスのランチコースからいじらず頼めば2400円で済むところではありますが、ドリンク付き8000円/人でこんな感じのフルコースになります。ものすごく安いとは言えませんが、半分オーダーメイドでドリンク代が含まれているので、値段の割には相当楽しめた、という印象が残りました。

ちょっと雰囲気がにぎにぎしく(結婚お祝いパーティ女子会のような組がいてうるさかった)、サービスはグランメゾンのフレンチ・レストランと比べるべくもないですが、純粋に料理をリーズナブルに楽しみに行くところという考えであれば、期待を裏切ることはないでしょう。かなりメニューに対する要望も聞いてくれますしね。

ブラッスリー・ポール・ボキューズ 大丸東京フレンチ / 東京駅日本橋駅大手町駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

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2010年08月07日

伊勢丹「チャヤマクロビ」で「カラダに優しい」コースランチ

パークハイアットは新宿ですので、ボクのワンダーランド(伊勢丹)
まで足を伸ばします。


朝食でカラダが満足していたためか、あんまりお腹は空いて
いなかったのですが、空腹になると凶暴になる人が約一名
おられるため、久しぶりに「チャヤマクロビ」へ向かうことに。


このお店のコンセプトはわかりやすく
マクロビオティック
いや、わかりやすいようでわかりにくい「マクロビ」。
私もわかっているようできちんと理解していないかも。


そこでwikipediaより引用―

1. 基本的理念


玄米を主食、野菜や漬物や乾物などを副食とすることを基本とし、独自の陰陽論を元に食材や調理法のバランスを考える食事法である。

マクロビは別名「玄米菜食」と表記されることもあり、
玄米を主食とし、野菜を主菜、副菜とします。
また、食材と調理法のそれぞれを「陰」「陽」とカテゴライズし、
その双方をバランスよく摂取することが良いとされます。


2. 摂取する食品について


◎ 玄米や雑穀、全粒粉の小麦製品などを主食とする。
◎ 野菜、穀物、豆類などの農産物、海草類を食べる。有機農産物や自然農法による食品が望ましい。
◎ なるべく近隣の地域で収穫された、季節ごとの食べものを食べるのが望ましい。
◎ 砂糖を使用しない。甘味は米飴・甘酒・甜菜糖・メープルシロップなどで代用する。
◎ 鰹節や煮干しなど魚の出汁、うま味調味料は使用しない。出汁としては、主に昆布や椎茸を用いる。
◎ なるべく天然由来の食品添加物を用いる。塩はにがりを含んだ自然塩を用いる。
◎ 肉類や卵、乳製品は用いない。ただし、卵は病気回復に使用する場合もある。
◎ 厳格性を追求しない場合には、白身の魚や、人の手で捕れる程度の小魚は、少量は食べてよいとする場合もある。
◎ 皮や根も捨てずに用いて、一つの食品は丸ごと摂取することが望ましい。
◎ 食品のアクも取り除かない。



厳格なものはもちろん、肉類は一切口にしないと知っていましたが、
厳格でなければ魚を食べても「マクロビ」のうちであると解釈
されるんですね。


さて、今回のオーダーは「チャヤランチ2625円」
オードブル、メインディッシュ、パンまたは有機玄米ご飯、デザート、ドリンク
のセットです。安くはないけど内容は盛りだくさん。


オードブルは野菜のスープをオーダーしましたが写真忘れ。。。
根菜類を主としたスープで、すごく旨味や甘みがあっておいしい。
本当にお世辞抜きでおいしいです。
ボールに一杯出てきます。


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メインディッシュはセイタンと雑穀のハンバーグと野菜。
セイタンとは、小麦に含まれるタンパク質であるグルテンを取り出した
もののようです。自然食屋さんではグルテンミートという名前で缶詰にされ
並んでいることが多いようです。

で、これがまた・・・おいしくてですね!

たぶん調理法がうまいんだと思いますが、がっつり食べる事をカラダが
欲しているのでさえなければ、普通の肉のハンバーグよりこっちを選び
たいくらい。ねっとりと粘り気があり、雑穀のプチプチも楽しい。
デミソース風ソースもいい味です。
野菜の添え物もボイルか素揚げかで最低限の装飾。

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有機玄米ご飯はおかわり自由です。


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デザートには豆腐のチーズケーキを選択。
あっさりとしていてこれはこれでおいしい。このコース内のデザートなら
これくらいのあっさりさでOKでしょう。

ドリンクは三年番茶を選びました。
南部鉄器に入っているせいなのか、家でいれた三年番茶とは一味も
二味も違います。同じの使ったはずなのに。



今回は頼みませんでしたが、ドリンクは玄米豆乳がジツはオススメ。
豆乳をベースに玄米の甘みをプラス。
かなり甘みを感じるのですが、もち玄米飴かしら。
店頭にパッケージ売りされているので、買って帰る事も可能。

反対に穀物コーヒーは、私はあまりオススメません。
これはコーヒーを使わないコーヒー風飲料。ノンカフェイン。
でもどうしても「お茶」にしか感じなくてね・・・私は。



最後に、このお店に来ていただく時は、最低限
「普通の食事とはちょっと違う」
ということを認識していて欲しいと思います。


肉が食べたい方は普通のハンバーグを、
カレーを食べたい方は普通のカレーを。



そのほうが、食事をされる方も、食材も幸せになれると思うのです。

チャヤ・マクロビオティック・レストラン 新宿店自然食 / 新宿三丁目駅新宿駅新宿西口駅
★★★★ 4.0



posted by kncafe at 01:46 | 東京 ☀ | Comment(5) | TrackBack(0) | レビュー レストラン/食べある記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | 編集